レクサス新型LX600が納車されて7か月が経過→約1,400万円の価値はあるか?トヨタ・ランクル300も所有するオーナーが500万円の差は感じる?

(続き)レクサス新型LX600の真の価値はどこで感じることができる?

引き続き、レクサス新型LX600の価値について見ていきましょう。

LX600の「納期4年」とランクル300の「納期4年」では全く意味が異なる

続いてレクサスLX600の「希少性の高さ」というところですが、これはその言葉の意味の通り、ランクル300よりもLX600の方が生産・出荷・受注台数がランクル300よりも少ないということ。

ランクル300の場合は「全国の累計受注数が3万台を突破していて納期が4年以上」なのに対し、LX600の場合は「全国の累計受注数が6,000台を突破していて納期が4年以上」。

単純計算で考えると、ランクル300の年間の生産台数が7,500台なのに対し、LX600は僅か1,500台なので、日本の公道にて見かける頻度の多さで考えたらランクル300の方が圧倒的に多いはず。

なお累計受注数が5倍近く異なるのも、LX600の車両本体価格が優に1,000万円を超え、先の記載にある通り総額が1,400万円を超える為、たとえ残価率が3年70%を超えるとはいっても、簡単に購入できるものではないから(盗難リスクや維持費なども含めて)。

2023年12月に入り、街中でランクル300を見かけない日は無い程にほぼ毎日見かけるようになりましたが、LX600は全くと言って良いほどに見かけることが無いんですね。

こういったところでの希少性の高さにおいては、ランクル300との価格差500万円を強く感じるところであり、一方でランクル300のオーナーやランクルプラド、先代LX570など、様々なSUVオーナーから注目を集める車でもあるため、ちょっとした優越感に浸れるのも高い満足度の一つなのかもしれません。


レクサスの”L”モデルはステータスの一つ

そして最後は「ステータス」。

これは前回のブログでもお伝えした通り、ランクル300に乗っていると、公道ですれ違うランクルオーナーと手を挙げてあいさつする「ヤエー」といった仲間意識を持つ個体とは異なり、LX600ではそういったアクションは全く無し。

LX600で「ヤエー」するとガン無視されることがほとんどで、それでは相手がLX600だとどうなのか?と考えると、そもそもLX600に乗っていて、野生のLX600とすれ違ったことが無いため検証すらできず…

それだけLX600は、周りから見るとちょっと特異な車と思われているのかもしれず、しかし大型ショッピングセンターなどの駐車場に停めたりすると、車好きの男性から声をかけられることもあり、その内容の多くが「いつ納車されたのか?」「年収は?」「どんな職業?」が定番。

あとは「盗難対策は?」といった質問も頂きますが、他人の車に対してそこまで深く関心を持つということは、LX600という車がその人にとって「特別な車の一つ」になっているのかもしれませんね。

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