日本に続き米でもホンダ・シビック/アコード/オデッセイ/フィットなど「約260万台」に燃料ポンプ不具合で大量リコール!更に(豪)トヨタ・ヤリスクロスGR SPORTにもリコール

日本同様に、アメリカでも燃料ポンプの不具合で約260万台の大量リコール!

前回のブログにて、日本市場向けとして販売されたホンダN-BOX/N-WGN/フィット(Honda FIT)/ステップワゴン(STEPWGN)/ヴェゼル(Vezel)/シビック(Civic)など、25車種・計1,138,046台を対象に燃料ポンプ関連のリコールが届け出されたことをお伝えしました。

今回、北米向けとしてラインナップされたホンダ車に加え、ホンダの北米ブランドでお馴染みとなるアキュラのラインナップにも燃料ポンプの不具合があるとして、累計約260万台を対象としたリコールを届け出していたことが明らかとなりました。

具体的にどういったモデルが対象となり、どのような不具合が発生するのか?おさらいも兼ねてチェックしていきましょう。


最悪の場合、走行中にエンストする恐れがあり、追突事故につながる恐れも

今回の北米ホンダがリコールの届け出を行った不具合理由としては、日本市場向け同様に、以前より度々問題となっている低圧燃料ポンプのインペラ(樹脂製羽根車)において、成形条件が不適切なため、樹脂密度が低くなって燃料により膨潤して変形することがあるとのこと。

そのため、インペラがポンプカバーと接触して燃料ポンプが作動不良となり、最悪の場合、走行中エンストに至るおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

なおアメリカでは、既に4,042件の不具合に関する報告がなされていますが、事故に関する報告は今のところなし。

日本では死亡事故につながっているものも

一方で日本市場向けに関しては、朝日新聞デジタルでも報道されている通り、2023年7月に鳥取道の高速道路上にてホンダ車が突如としてエンストを起こして停車した後、後続車両によって追突されたことから、ホンダ車の乗員が死亡したというもので、ホンダなどへの取材にて明らかになったそうです(事故の画像を拝見する限り、おそらくはN-BOXの可能性)。

こうした死亡事故につながる危険性があることを考えると、国内外問わず早期的にリコール対策を実施したいところだと思いますが、一方で対象台数があまりにも多すぎるという理由から、対策部品を手配するのに時間がかかるために「準備出来次第対応する」という改善措置となっているようです。

北米にてリコールの対象となったモデルを見ていこう

なお、北米市場向けのリコール対象モデルは以下の通りとなっています。

【北米向けホンダ車リコール対象一覧】

◇Acura ILX:2018-20

◇Acura MDX:2018-20

◇Acura MDX Hybrid:2018-20

◇Acura NSX:2017-20

◇Acura RDX:2018-20

◇Acura RLX:2018-20

◇Acura TLX:2018-20

◇Honda Accord:2018-20

◇Honda Accord Hybrid :2018-20

◇Honda Civic:2018-20

◇Honda Civic Type R:2018-20

◇Honda Clarity PHEV:2018-19

◇Honda CR-V:2018-20

◇Honda CR-V Hybrid:2020

◇Honda Fit:2018-19

◇Honda HR-V:2018-19

◇Honda Insight:2019-20

◇Honda Odyssey:2018-20

◇Honda Passport:2019-20

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