2023年に起きた盗難珍事3連発!「スバルWRXを盗もうとするも”MT(マニュアル)”だから運転できず盗難失敗→逮捕」「空港の屋内駐車場でアキュラ新型NSXタイプSのホイールが盗まれる」等
2023年も様々な盗難事件やハプニングなどがあったが、なかにはちょっとした珍事も?
近年、社会問題の一つにもなっている自動車の盗難被害。
特にトヨタ・ランドクルーザー(Toyota Land Cruiser 300)/アルファード(ALPHARD)/プリウスやレクサスLXといったトヨタ系の車種が多く盗まれていますが、海外でも様々な形で自動車の盗難被害が多発しているようです。
今回は、2023年に発生した特殊な自動車盗難や珍事などをいくつか取り上げていきたいと思います。
MT(マニュアルトランスミッション)は、盗難対策として一役買っている?
まず一つ目は、2023年3月末にアメリカ・メリーランド州ジャーマンタウンのガソリンスタンドにて発生した、スバルWRXの盗難事件。
男性がブルーのスバルWRXにガソリンを給油した後、自車に乗り込んでガソリンスタンドを後にしようとしたところ、左側から10代のカージャック犯が襲撃を仕掛けてきたというもの。
カージャック犯は、WRXオーナーがドアを閉める前のタイミングを狙って襲撃→オーナーを力づくで降ろそうとします。
オーナーも必死に抵抗しようとしますが、カージャック犯の仲間が加勢し、オーナーは無理やり車から降ろされます。
オーナーからキーを奪い取ったカージャック犯ですが、車内に乗り込むも、なぜかエンジンをかけることなく、車内で何やらモタモタしています。
何と…!カージャック犯たちはWRXを盗むのを諦め、そのまま逃走することに。
10代のカージャック犯はMT車を運転できなかった
一体なぜ彼らは盗もうとしたWRXを置き去りにしてしまったのか?というと、実は彼らはMT(マニュアルトランスミッション)の車を運転したことが無く、「スリーペダル」の存在や「シフト変換のやり方」はもちろんのこと、「半クラッチ」「MT特有のエンジンのかけ方」など、基本的な操作が全くできなかったんですね(っというか知らなかった)。
今回の盗難未遂の一連の流れは、ガソリンスタンドの防犯カメラにしっかりと映っていて、犯人の顔も残っていたため、その後オーナーは被害届をモンゴメリー郡警察に提出し、無事2人組の犯人(ロックビルに住む16歳の男と、ワシントンD.Cに住む17歳の男)は逮捕されたとのこと。
犯人は未成年ではあるものの、海外カーメディアCARSCOOPSの報道によると成人として「カージャック1件と共謀カージャック1件」で起訴され、保釈なしで拘留されたままとなっているそうです。