盗難には要注意!2024年に「25年ルール」が解禁となる輸入車5選。日産スカイラインGT-R R34/シルビアS15、三菱ランサーエボリューションⅥ等

遂に映画「ワイルド・スピード」で圧倒的な人気を得た”あのスポーツカー”が25年ルール解禁に

アメリカの一部地域に限り、その国独自の輸入規制を設けている「25年ルール」。

アメリカでは、右ハンドル仕様の自動車を輸入することが禁止とされていますが、「製造から25年経過した右ハンドル仕様の車は、合法的に輸入できる」という謎のルールが設けられています。
※2024年ということであれば、1999年に製造された右ハンドルモデルが対象

これが上述にある「25年ルール」と呼ばれるものですが、一方で25年ルールが適用されて、合法的にアメリカへと輸入できるとなると、右ハンドル仕様のJDMスポーツカーを製造してきた日本では盗難被害が後を絶ちません。

おそらく2024年に25年ルールが適用されるモデルに関しては、更に盗難被害が拡大する恐れもあるため、より一層の盗難対策を実施する必要があるわけですが、具体的にどういったモデルが輸入解禁となるのか?チェックしていきましょう。


【おさらい】2023年に「25年ルール」が解禁となったモデルをチェック

2024年に「25年ルール」解禁となる右ハンドル仕様の車をチェックする前に、おさらいも兼ねて2023年に解禁となったモデルを見ていきましょう。

➀ホンダ・アコードタイプR(Honda ACCORD Type R)

②三菱ランサーエボリューションⅤ(Mitsubishi Lancer Evolution Ⅴ)

③スバル・インプレッサ22B(Subaru Impreza 22B)

④アルファロメオ166 3.0 V6

⑤フォルクスワーゲン・ルポ(Volkswagen Lupo)

⑥フィアット・ムルティプラ(Fiat Multipla)

⑦メルセデスベンツCLK-GTRストラッセンバージョン(Mercedes CLK-GTR Strassenversion)

⑧スマート・フォーツー(Smart For Two)

⑨ロータス・エリーゼスポーツ190(Lotus Elise 190)

⑩プジョー306ラリー(Peugeot 306 Rallye)

2024年に「25年ルール」が適用される右ハンドル仕様の車を見ていこう

そしてここからは、2024年に25年ルールが適用される右ハンドル仕様の車たちを見ていきましょう。

➀三菱ランサーエボリューションⅥ

まずは、三菱ランサーエボリューションⅥ(Mitsubishi Lancer Evolution Ⅵ)。

1999年に一部改良や変更が加えられたランエボⅥですが、パワートレインはランエボⅤと共有する排気量2.0L 直列4気筒ターボチャージャーエンジンが搭載されるも、最高出力は自主規制いっぱいとなる280psを発揮。

エクステリアの修正に加え、エンジン冷却の改善が行われ、更にスタイリングの改善に貢献し、VIモデルがより耐久性のあるマシンへと仕上げられました。

一方、フロントにアルミニウムビットを備えて再セッティングされたサスペンションにより、ハンドリング性能が向上し、フロントのロールセンターが低くなりました。

グレードにもよりますが、本モデルの中古車相場やオークション相場は約1,000万円ほどですが、特別仕様車となるトミ・マキネンエディションや、更に限定5台しか製造されなかったトミ・マキネン”モンテカルロ”エディションともなると、2,000万円~3,000万円にて取引される可能性があるようです。

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