盗難には要注意!2024年に「25年ルール」が解禁となる輸入車5選。日産スカイラインGT-R R34/シルビアS15、三菱ランサーエボリューションⅥ等

(続き)2024年に「25年ルール」が解禁となった話題の右ハンドルモデルを見ていこう

引き続き、2024年に「25年ルール」が解禁となる右ハンドルモデルを見ていきましょう。

②日産シルビア(S15)

続いては、日産の2ドアスポーツクーペでお馴染みとなるシルビア(Nissan Silvia, S15)。

シルビアシリーズの最終世代(7世代)でもあるS15ですが、パワートレインは排気量2.0L 直列4気筒自然吸気エンジンと、排気量2.0L 直列4気筒ターボエンジンの2種類がラインナップされ、トランスミッションもMTとATの2種類がラインナップされました。

ちなみにこのモデル、国内中古車サイト・カーセンサーを見ていくと、ノーマル仕様だと日本での中古車市場価値は200万円~300万円程ですが、ハイパフォーマンス仕様のスペックRやスペックS仕様になると、500万円~600万円ほどにて取引されているため、今後その価値は更に高騰することが予想されます。


③日産スカイラインGT-R R34

そして今回の25年ルール解禁で最も注目されているのが、日産スカイラインGT-R R34(Nissan SKYLINE GT-R R34)。

映画「ワイルド・スピード」にて、ブライアン・オコナーが乗っていたスポーツカーとしてもお馴染みであり、日本でも頻繁的に盗難被害が発生・報告されている一台です。

ただ今回2024年に解禁となっているのは、いわゆる標準車やV-Specと呼ばれるもので、後半にて発売されたV-SpecⅡやM-Spec、V-SpecⅡ Nur, M-Spec Nur, Z-tuneといった2000年以降に製造・販売された特別モデルは対象に含まれていません。

ただ、標準車でも中古車市場やオークション市場では1,000万円~3,000万円にて取引されている例も珍しくはないですし、今回の25年ルール解禁で更に相場が上がることも予想されますから、より一層の盗難対策には注意しなければなりません。

④ポルシェ911GT3(996.1世代)

続いては、ポルシェのハイパフォーマンスモデルとなる911GT3(996.1世代)。

涙目タイプのヘッドライトレンズを採用し、パワートレインは排気量3.6L 水平対向6気筒エンジンを搭載するも、アメリカ市場向けとして販売された左ハンドル仕様に比べると、最高出力は345hpと30hpほど劣っているとの情報もあるようです。

⑤TVRタスカン・スピードシックス

そして最後は、イギリスの自動車メーカーでお馴染みとなるTVRのタスカン・スピードシック(TVR Tuscan Speed Six)。

かなり個性的なデザインを持つタスカンですが、古典的なフロントエンジン&リアドライブを持つスポーツカー特有のロングノーズ・ショートデッキ。

ちなみにパワートレインは、直列6気筒エンジンを搭載し、最高出力350hp/7,000rpmを発揮、トランスミッションはMT。

あまり価格情報が掲載されていないタスカン・スピードシックスですが、車両本体価格は当時948万円と中々に高額。

中古車サイト・カーセンサーにも中々掲載されない希少モデルですが、25年ルール解禁と共に相場が上がるかどうかは、何とも未知な一台です。

1ページ目:2023年に「25年ルール」が解禁となった右ハンドルモデルは?

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Reference:CAR AND DRIVER