【悲報】2024年新年早々に広島県にてフルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウス(60系)が盗難被害。もはや先代から採取される希少金属とは別の理由の可能性も?
先代プリウスの盗難被害はよく聞くが、新型60系プリウスの盗難は極めて珍しい
2023年1月に発表・発売されて約1年が経過する、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型プリウス(Toyota New Prius, 60系)。
日本の公道でも頻繁的に見かけるようになり、ようやくトヨタの生産も安定的になってきたように思いますが、2024年1月時点で購入・注文した場合、「約1年」の長納期と云われているため、おそらく受注残はまだまだあるものと予想されます。
その一方で、ちょっと気になっていたのが新型プリウスの盗難事情ですが、どうやら2024年が始まって早々に盗難被害が発生していたことが明らかとなりました。
盗まれたのは、プラチナホワイトパールマイカの新型プリウス2.0L HEV Zグレード
![](https://creative311.com/wp-content/uploads/2024/01/20240105_NewPrius.jpg)
こちらが今回、広島県東広島市西条町17-24 西条駅近辺にて盗まれたという新型プリウス。
ボディカラーはプラチナホワイトパールマイカで、グレードとしては排気量2.0L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッド(HEV)を採用するZグレード。
足もとには19インチの大口径タイヤアルミホイールに、トップルーフにはパノラマガラスルーフが装備されているため、概ねフルオプションといったところでしょうか。
ナンバーは「広島336 ほ・・47」とのことですが、窃盗団が盗んでいることを考えると、天ぷらナンバーなどで付け替えられている恐れが高そうです。
【追記】盗難被害を受けていたプリウスが無事発見されたとのこと。
皆様、大変お騒がせしました
特に故障箇所もなく、荒らされてもいない状態で奇跡的に帰ってきました。
ご協力頂きました、たくさんの方々、ご心配をおかけしました。
ありがとうございました。
尚、今回の件から、車の盗難対策はどの地域でも関係なく行わなければならないものだと痛感いたしました。
via:X(旧Twitter)
なぜプリウスが盗難被害ランキングでワースト上位なのか?
そこでちょっと気になったのは、「なぜ新型プリウスが盗まれたのか?」ということ。
これは、一般社団法人日本損害保険協会(SONPO)でも毎年公開している通りで、以下の通り2022年に日本国内で最も多く盗まれた車ランキングですが、ワースト2位にはプリウスの22件がランクイン。
【2022年版・車名別盗難ランキング(盗難件数と構成比)】
1位:トヨタ・ランドクルーザー
盗難件数:450件
構成比:16.9%2位:トヨタ・プリウス
盗難件数:22件
構成比:10.6%3位:トヨタ・アルファード
盗難件数:184件
構成比:6.9%4位:レクサスLX
盗難件数:156件
構成比:5.9%5位:レクサスRX
盗難件数:90件
構成比:3.4%6位:トヨタ・ハイエース
盗難件数:83件
構成比:3.1%7位:トヨタ・クラウン
盗難件数:72件
構成比:2.7%8位:トヨタ・アクア
盗難件数:55件
構成比:2.1%9位:トヨタC-HR
盗難件数:43件
構成比:1.6%10位:レクサスES
盗難件数:38件
構成比:1.5%via:一般社団法人日本損害保険協会
プリウスなどのハイブリッド系が盗まれる理由の多くが、窃盗集団の足車として使用される例が多く、更にハイブリッド特有の静かさが、夜間の静かな住宅街で活用できるというメリットがあるからだと推測(ガソリン車だと近所に気付かれる恐れもある)し、今回の新型プリウスも窃盗団の足車として盗まれたのかもしれません。
2ページ目:古いプリウスが多く盗まれているのは別の理由も?そして新型プリウスにはトヨタ純正のシステムセキュリティが搭載されていない恐れも?