【悲報】2024年新年早々に広島県にてフルモデルチェンジ版・トヨタ新型プリウス(60系)が盗難被害。もはや先代から採取される希少金属とは別の理由の可能性も?
(続き)トヨタ・プリウスの盗難被害は、新型だけでなく先代以前の「古いプリウス」も多く含まれている
この他にも、盗難ワーストランキングでトヨタ。プリウスが上位に君臨する他の理由としては、先代以前のプリウスに装着される触媒コンバーターが盗まれるケースが多いから。
この触媒コンバーターは、炭化水素などの排ガス成分を浄化する装置で、高温にさらされても性能を維持するため、耐久性の高いプラチナやパラジウムなどの希少金属が使用されています。
停車時にエンジンが止まるHV用のものは、ガソリン車のものに比べて劣化しにくいというメリットがあるため、こういった希少金属を採取するために先代以前のプリウスが盗まれているとの情報もあるようです。
古い車だからと言って「盗まれにくい」というのは誤解
なお国内メディア・読売新聞オンラインの情報によると、近年は技術革新で触媒コンバーターに含まれる希少金属の量が減っているとのことで、窃盗グループが敢えて「古い車」を狙って盗みを繰り返している恐れもあるとのこと。
そのため、「自分の車は新車ではないからと油断せず、被害に遭わないようにハンドルロックや警報器、更にはシステムセキュリティなどで二重三重の対策」を実施するよう県警も呼びかけていますが、一方でハンドルロックといった物理的なセキュリティを装着していると、「この車はシステムセキュリティを搭載していない可能性が高い」と判断される恐れも。
そうなると、瞬時にリレーアタック/CANインベーダーにてロック解除し、グラインダーなどでハンドルロックを切断して盗むこともあるため、やはり入念な対策は必要なのかもしれません(一番の理想はシャッター付ガレージを持つことかも)。
トヨタ公式が導入したシステムセキュリティは、新型プリウスに搭載されていない恐れも?
あと、個人的に「トヨタちゃんと仕事してよ…」と思うのが、新たにラインナップされたシステムセキュリティのディーラーオプション。
遂に正規ディーラーオプションでも、CANへの不正侵入を防ぐシステムセキュリティを販売するようになり、その価格帯は17,050円(税込み)と安価でセキュリティレベルがちょっと心配ではあるものの、それでもラインナップしてくれたの有難いと思う所。
しかしながら、対象車種を見てみると、新型60系プリウスは対象に含まれておらず、先代プリウス/プリウスPHVが対象になっているため、なぜ新型が含まれていないのかは疑問。
もしかしたら、既に新型セキュリティが搭載されている?可能性もあり得そうですが、それならば「既に搭載されている車種一覧」を掲載するなどの配慮があっても良いのでは?と思う所です。
◇アルファード(30系)/ヴェルファイア(30系)
[パワートレイン]ガソリン・HEV
[対象年式]2018年1月~2023年4月◇クラウン
[パワートレイン]ガソリン・HEV
[対象年式]2018年6月~2022年6月◇ハリアー
[パワートレイン]ガソリン・HEV・PHEV
[対象年式]2020年6月◇プリウス
[パワートレイン]HEV
[対象年式]2018年12月~2022年11月◇クラウンPHV
[パワートレイン]PHEV
[対象年式]2019年5月~2022年11月◇RAV4
[パワートレイン]ガソリン・HEV
[対象年式]2019年4月~◇RAV4
[パワートレイン]PHEV
[対象年式]2020年6月◇ランドクルーザー300
[パワートレイン]ガソリン・ディーゼル
[対象年式]2021年8月~2022年10月◇ランドクルーザープラド
[パワートレイン]ガソリン・ディーゼル
[対象年式]2017年9月~
1ページ目:広島で盗まれた新型プリウス(60系)の特徴は?なぜ盗まれた?
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