ダイハツ新型ムーヴキャンバスで往復370kmの高速道路ドライブ!ACCの精度や使い勝手はイマイチ?エアコン操作やメーター情報の不満、そして気になるNAのリアルな燃費は?

何気に新型ムーヴキャンバスで高速道路メインのロングドライブは初めて

2022年9月に私の父母用に納車された、ダイハツのフルモデルチェンジ版・新型ムーヴキャンバス(Daihatsu New Move Canbus)Theory G[2WD]。

本モデルの走行距離も6,000km台後半になりましたが、今回は何気に初めてとなる往復約370kmほどの高速道路をメインとした長距離移動インプレッション!

他モデル同様、弾丸での長距離移動になりますが、やはりスマートアシストによるアダプティブクルーズコントロール[ACC]だと、アクセルもほとんど踏まなくて良いので、往復ともにノンストップで目的地までたどり着けるのはグッド。

ただその一方で、ムーヴキャンバスの使い勝手などについて不満に感じる部分もあるため、具体的な燃費情報なども併せてチェックしていきたいと思います。


ムーヴキャンバスでのアダプティブクルーズコントロールの操作方法や機能しない条件とは?

まずはムーヴキャンバスでのアダプティブクルーズコントロールの操作方法ですが、高速道路にて、ある一定の速度に到達したときに、ステアリングホイールの右側にある”CRUISE”スイッチを押し、その後”-SET”を押すことで、その速度に固定して定速巡航に。

速度調整は「+RES/-SET」を押すことで±1km/h調整可能ですが、長押しすると±5km/hに調整することも可能です。

但し、アダプティブクルーズコントロールの準備ができたからといって、上の画像のように「ACC現在使用できません」とエラーメッセージが表示されることも。

その理由としては、夜間時の凍結や霜など、「ACCカメラの視界が不良」になる関係で定速走行できない場合もあるため、その際には自身のアクセル操作にて運転する必要があります。

ムーヴキャンバスのACC精度はちょっとイマイチ?

今回の高速走行にて、ムーヴキャンバスのACC精度をいくつかインプレッションしてみましたが、やはりToyota Safety Senseや日産のプロパイロット(ProPilo)に比べると、前方に車両が割り込んできたときの減速は不自然で、フットブレーキを踏んだときのような強い減速力があるので、もう少しナチュラルでアクセルオフするかのようなエンブレに留めてほしい所。

そしてACC走行中の車線逸脱警報機能と、車線逸脱抑制制御機能ですが、特に後者は「白線と白線の中央に向かって走る」ような制御ではなく、どちらかの白線に寄ってきたときに、ようやくステアリングサポートが入るため、ハンドルに手を沿える程度の運転は難しめ。

っというか、ムーヴキャンバスの直進安定性がそこまで高くなく、若干左側に車体が寄っていく傾向にあるのも気になる所です。

ディーラーオプションのブラインドスポットモニター[BSM]の使い勝手は?

続いては、ダイハツのディーラーオプションとなるブラインドスポットモニター[BSM]の使い勝手についてもインプレッション。

軽自動車でも外付け対応可能なBSMですが、オプション費用としては68,772円(税込み)と中々にお高め。

日中はもちろんのこと、夜間時に利用すると、運転席からでもサイドミラーと合わせて視界に入るため、使い勝手としては十分グッド。

トラックが追越ししている最中でも、上の画像のように点灯しっ放しの状態ですが…

一方で助手席側のBSMは、追い越し車線から走行車線に戻る際、ウィンカイーレバーの点滅回数と連動して「ピピピピ!」と点滅しながら結構大きめの警告音が鳴るため、初見だとビックリするかもしれません。

なお、走行車線を走行し続けていて、おまけに左右後方にも車両が居ないにも関わらず、上の画像のようにBSMのランプが点灯し続けるケースがあったり、反対に左右の後方から車両が来ても、BSMのランプが点灯しないときもあるため、もう少し機能性や精度面は高めてほしいところです。

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