トヨタのアイドリングストップ機能の寿命は「384,000回」との情報!なおこの回数は「1日131回以上を8年間」繰返す必要あり…フェラーリが新型ME30を限定6台のみ販売?
アイドリングストップの回数や部品交換の懸念までは考えたことがなかったな…
近年のガソリン車やマイルドハイブリッドモデルにて搭載されているアイドリングストップ機能。
この機能の主な目的は、停車時に自動でエンジンが止まることにより、燃料消費の節約につながる上に、排出ガスの削減や騒音の軽減など、環境にも配慮するためと云われています。
今回この機能について、海外TikTokerのフェイ・ハドリー(fayehadleyofficial)さんが「アイドリングストップの寿命やパーツ交換に関する懸念」について投稿し話題となっています。
トヨタのオーナーズマニュアルにアイドリングストップ機能の寿命は「384,000回」との記載
早速、TikTokerのフェイ・ハドリーさんが説明しているトヨタ車のアイドリングストップ機能の寿命について見ていくと、どうやら彼女が所有する2017年モデルのハイランダー(Toyota Highlander)のオーナーマニュアルには、「アイドリングストップ機能を搭載したトヨタ車では、スターターモーターとリレーの交換が必要になるまでに、累計384,000回(38.4万回)のアイドリングストップを行う必要がある」とのこと。
つまり、トヨタの新車がユーザーに納車されてから、384,000回アイドリングストップしても、特にスターターモーターやリレーを交換する必要はない、という意味合いにもなりますが、それ以上の回数を重ねるとどうなってしまうのか?については一切不明。
彼女が説明している内容や、TikTokに掲載されるオーナーズマニュアルを見ていくと、どうやら384,000回に達すると「メーター上にエンジンチェックランプが点灯する」仕組みになっているそうで、必ずも各種パーツ類が使用できなくなるというわけではないものの、ディーラーにて交換することを推奨しているそうです。
なお、この回数に到達した時点で各種パーツ類を交換した後、ディーラーでのソフトウェア更新並びにカウンターをリセットするそうですが、そもそも長期的に1台の車に乗るオーナーからすると、「現時点でアイドリングストップの累計は何回なのかは確認できない」ため、チェックランプが点灯するまでは分からないですし、果たしてどれほどの交換費用が発生するのかも不明(っというかスターターモーターやリレーを交換した例はあまり聞いたことが無い)。
そもそもアイドリングストップの回数が384,000回に到達するには、どれぐらいのペースが必要?
そして一つ気になったのは、そもそも384,000回ものアイドリングストップに到達するまでには、一体何年間保有し、1日に何回アイドリングストップする必要があるのか?が気になるところ。
フェイ・ハドリーさん曰く、約8年間所有した場合、1日あたり約131回ものアイドリングストップを行えば到達するとのことですが、これも1日辺りの走行距離が長いことに加え、信号待ちの多い街中を走行してようやく到達できる回数とのことで、例えば車検前に乗り換える方や短期売買型の方々からすると無縁の話になりそう。
アイドリングストップ機能が苦手なユーザーも
ちなみにアイドリングストップ機能は、先述の通り信号待ちの際にエンジンを止めることで燃料消費を抑えるだけでなく、排ガス規制や騒音規制に役立つ機能ではあるものの、その一方で…
◆エンジンを止めて再び始動することを繰り返すとエンジンの負荷になってしまう
◆エンジン始動する度に振動するのがイヤだ
◆エンジンが止まってしまうため、ドライブレコーダーがオフラインになることもある
◆アイドリングストップ機能自体が無駄な機能のため、毎回エンジンをかけるたびにOFFにするのが面倒
といった声もあるようです。
特に最後のアイドリングストップ機能をOFFにするのが面倒というのは、オートブレーキホールド機能を毎回ONにするのが面倒というものに似ている気もしますが、別の見方をすれば、毎回アイドリングストップ機能をOFFにしていれば、スターターモーターやリレーの寿命を延ばすことに繋がっている?という捉え方もできるのかもしれませんね。