スポーツカー好きや車系YouTuberに対する悪質な誹謗中傷が話題に。「匿名性のあるSNSが普及したこと」や「メディア/マスコミの過剰な取り上げ」が原因と考える

人の使い方によって、便利と思われたプラットフォームが悪質な使われ方をしてしまうことも

度々ネットニュースなどにて取り上げられる、スポーツカー好きや車系YouTuberに対する悪質な誹謗中傷について。

特にここ最近だと、自身でスポーツカーを複数台購入してはレビューする女性YouTuberのあま猫さんが話題になっていますが、ちょっと疑問に思ったのは「なぜここまで誹謗中傷が深刻化し、ネットニュース等に取り上げられるようになったのか?」ということ。

考えられる点としてはいくつかあるかと思いますが、個人的に違和感のある部分も含めて見ていきたいと思います。


匿名性の高いSNSの普及が、誹謗中傷を生み出す要因に

まずは、FACEBOOKやインスタグラム(Instagram)、そしてX(旧Twitter)といったSNSが普及したこと。

特にXに関しては、名前や顔が知られにくく匿名性が高い上に、ネットニュースなどよりも情報拡散能力に長けていることが挙げられます。

ただしその一方で、デマ情報や危害・社会問題に発展するような悪質な情報開示など、常々問題視されることもありますし、何よりもお互いが顔も名前も知らない上に、自身の個人情報を明かさずにやり取りできることが、ラフ(別の言い方だと自分勝手で無責任)でありながらも簡単に人を傷つけやすいツールになってしまっていることも大きいと思うんですね。

自身の考え・価値観を簡単に伝えることができるからこそ、誹謗中傷も簡単に出てきてしまう

実際のところ、こうしたSNSでは自身の趣味や好きなことなどを気軽に投稿できることが本来の目的だったはずなのですが、いつの間にか「誰もが閲覧できるからこそ、公的な場でのコメント」として取り上げられるようになり、ちょっとした「失言」や「言い間違い」「誤字・脱字」であっても、そのミスポイントを執拗に取り上げては「ネットでの袋叩き」が盛んに生じるになっています。

そしてこの延長線上として、自身の趣味・好きなこととしてスポーツカーを購入 → カスタム・改造したことをSNSにて気軽に報告したとして、不特定多数のユーザーがそれを閲覧することで、個人の価値観・感想をストレートに発信することと同時に、いつの間にか相手を傷つけるような「誹謗中傷」へと発展してしまったのだと推測しています。

なお、私も新車・新型車に関する情報や、自身の愛車をレビューした内容を発信するブログを公開していますが、SNSにて叩かれることも多いですし、なかには殺害予告のメッセージを送られたことも。

執拗な嫌がらせ程度であれば、スルー・無視で済むことなのですが、流石に家族まで気概が及びそうな殺害予告のコメントが来るとなると看過することはできない所です。

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