スポーツカー好きや車系YouTuberに対する悪質な誹謗中傷が話題に。「匿名性のあるSNSが普及したこと」や「メディア/マスコミの過剰な取り上げ」が原因と考える

(続き)ネットでの誹謗中傷が深刻になっている理由を考えてみる

引き続き、スポーツカー好きや車系YouTuberに対する誹謗中傷が深刻化していることについて考えていきたいと思います。

メディア/マスコミが執拗以上に取り上げていることも、誹謗中傷を生み出す要因に?

そして、今回のスポーツカー好きや車系YouTuberの深刻な誹謗中傷を生み出しているのが、メディア/マスコミが執拗に記事として取り上げるからではないか?と推測し、こうしたメディア/マスコミの記事が、一種の「SNS化」になっているのでは?と思ったり。

上の画像にもある通り、ABEMA TIMESでは、自動車系YouTuberであるあま猫さんを取り上げ「パパ活で車をもらっているんだろ」高級車所有の美人YouTuberあま猫、“リアルな金銭事情”を説明 当初の手取りは20万円弱「飲み会は断り、お弁当を持参」】と過激な見出しを閲覧者を煽っていることがわかります。

これにより、掲載元の閲覧数と収益が伸びることにつながるため、悪い言い方をすれば、メディア・マスコミからすれば「いい餌/釣り」になっているわけですね。

こちらも、あま猫さんがYouTube投稿する度に必ずネットニュースとして取り上げているENCOUNTで、【高級車4台持ち女性YouTuber、“パパ活”の誹謗中傷に苦言「嫉妬心が出てきていると思う」】という見出しで掲載。

そしてこちらも、ENCOUNT同様に執拗にネット記事として取り上げているねとらぼで、【“フェラーリ女子”YouTuber、愛車事故でドラレコ映像“非公開”→3日後に180度の前言撤回 “日本の闇”&開示請求にも言及】という過激な見出しで掲載しています。

これもあくまで私の勝手な推察にはなりますが、こうしたメディア/マスコミに取り上げられることにより、これまでとは異なる様々な視聴者層があま猫さんのYouTube動画にアクセスし、更なる幅広い視聴者層が自身の考えをコメントとして残す → コメント内容が更に過激化し、誹謗中傷に繋がっているのでは?とも思ったり。


結局は、その人のコメントが建設的であり、相手のことを考えているか(気遣えるか)が重要

多様化が求められる時代で、様々な意見や人の考え方があるなかで、その意見を尊重することも大事な一方、譲れない意見や疑問に思うことも多数あるとは思いますが、ただ単にストレートに言葉を発信するのではなく、相手が対応してくれるような節度ある、もしくは建設的なコメントができるかどうか?がポイントになってくると思うんですね。

先程も取り上げた通り、匿名性の高いSNSでのやり取りが主流となっている現代において、YouTubeもSNS同様に自由にできる発言・コメントが、いつの間にか相手を傷つける言葉に切り替わっているのではないかと思ったり。

あま猫さんの場合、スバルWRX STIやフェラーリ488スパイダー(先日事故で大破)、レクサスIS500 F SPORT Performance、そして日産GT-R R35 T-Specといった高額車両を複数所有していることもあって、20代女性でも「努力次第で色んな車が購入できる」という情報を発信していることは魅力の一つ。

しかしながら、その発信とは違った解釈で捉えてしまい「自慢」「パパ活」といった方向性に行ってしまうのも、様々な考えを持つ多数の視聴者層がいるから。

こればかりは、必ずしも全員が同じ考え、同じ方向に向かっていくことは難しいために、「視聴者層の質を高めたい」だとか「建設的な意見を求めたい」ということは難しく、こうした問題を解決するためには、先程のメディア・マスコミも含めてお互いがスルー/無視することが一番効果的だと思うんですね。

ただそうなると、今度は視聴者数・閲覧数が命のYouTuberやメディア・マスコミにとっては死活問題になってしまうため、「話題になる内が華」「話題にならず、無視され続けることはオワコンと同じ」になってしまうため、中間的なバランスを維持することの難しさを、今回の誹謗中傷の話題で学んだように思います。

【20代で高級車4台】“元は手取り20万円弱”あま猫「お弁当を持参」リアルな金銭事情とは?“パパ活”の誹謗中傷に憤りも…フェラーリ追突事故に衝撃対応|ABEMAエンタメ

1ページ目:SNSが生み出す誹謗中傷の要因とは?

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