燃費ヤバいな…ホンダ新型シビックタイプR(FL5)で往復100km走らせての平均燃費は「約14km/L」→トヨタ新型アルファードとあまり変わらない燃費だった件

約7割が無料高速区間とはいえ、それでも復路で16km/Lを超える燃費は驚き

2024年2月に私に納車されたばかりとなる、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)。

まだ走行距離としては100km程度しか走らせていないこともあり、特に必要性は無いと思いますが、走行距離が1,000kmを超えるまでは「慣らし運転」を行うようにしています。

ちなみに慣らし運転というのは、シビックタイプR(FL5)に限らず新しい車を運転する際、本格的に使用する前に、その車の持つ性能をフルに使わず性能を抑えて使用すること。

つまりは、無理に回転数を引っ張る(レッドゾーンまで回す)ことなく低回転域を維持しながら走行するような走りを意味しますが、とりあえず6速MTスポーツカーの走りの感覚を取り戻す意味でも、無料高速道路をメインに往復 約100kmほど走らせることに。


相変らず信号の多い道だと煩わしさはあるものの、ATには無い左足のクラッチ操作と左手のシフト操作は楽しい

往復 約100kmの中距離を走らせるなか、まず無料高速区間に到達するまでに多数の信号に引っ掛かるわけですが、そのたびにシフトダウン → ニュートラル(N)に入れる作業が煩わしく感じることはあるものの、その一方で、ATモデルでは普段利用しない左足でのクラッチペダル操作や、左手でのシフト変換など、運転の集中力と注意力を更に要する操作が増えるなかで、その特別に感じる操作が楽しく思えるところ。

MTモデルは、いつの間にか非日常的な車になりつつある?

現代のセダンやミニバン、SUV、軽自動車、コンパクトカーなどがあるなかで、MTモデルの希少性は更に高くなる一方ですし、おそらくMTモデルの立ち位置って、昔のような当たり前にあったような車ではなく「非日常的な車」になってしまったのではないかと思うんですね。

特に令和の時代に入り、MTスポーツカーのラインナップは圧倒的に少なくなったと思うのですが、こんな時代だからこそMTを操作できる「歓び」があり、自然と人を笑顔にさせてくれるのがMTスポーツカーの魅力だと思っています。

シビックタイプR(FL5)のシフトフィールや操作性は、MT初心者にも優しい

特にシビックタイプR(FL5)の場合は、オーバーレブにならぬように回転数を合わせてくれるレブマッチシステムが搭載されているため、40km/h程度の速度域でも、2速 → 1速にシフトダウンしてもギクシャクせず、回転数を合わせてブリッピングしてくれるので「まるで自分の運転が上手くなった」ように思わせてくれるのもグッドポイント(だからといって調子に乗ってはいけませんが…)。

そして何よりも、何の抵抗も無くスコスコとシフト変換ができるシビックタイプR(FL5)のシフトフィールは感動モノで(若干2速はカタメですが)、これに慣れてしまうと、他のMTモデルのシフトフィールがカタく感じたり、操作しづらいと思うことも。

普段、農作業用で利用していたダイハツ・ハイゼットトラックのMT操作が、FL5に乗る前はそこまでシフトフィールは悪くないと思っていたのに、FL5に乗った後は「いや、全然スコスコじゃないんだけど…」と、ボヤキが入るレベル。

それだけシビックタイプR(FL5)のシフトは上手く仕上げられたものだと思いますし、少し表現は難しいですが、MT初心者の人にこそ乗ってほしいと思えるほどイージーなスポーツカーだと考えています。

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