燃費はイイのにナビやアプリはポンコツ…トヨタ新型40系アルファードで往復200kmの中距離移動!「マイカーログに燃費情報が反映されない」「意外と小回りが利く」等

車としての性能は不満の少ない新型アルファードだが

2024年1月に私に納車されて、もうすぐ1か月が経過するトヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)ガソリンZ・3列7人乗り[2WD]。

今回は、本モデルで初となる往復200kmm近くの中距離移動を体験することに。

約7割~8割程度が高速道路を利用した中距離移動になるわけですが、今回は燃費や走り、乗り心地というよりも、最も残念に思うポイントをいくつか紹介していきたいと思います。

おそらく今後も同じようなことが起きるかもしれない現象だと思うので(おそらく一部だけの問題ではないはず…)、一刻も早くメーカーには原因を追究してほしいところです。


一体なぜ?往復約200km走った燃費記録が専用アプリの「マイカーログ」に一切に反映されていない

まずは、トヨタオーナーズアプリ「MY TOYOTA+」にあるマイカーログ機能について。

この機能は、エンジンON → エンジンOFFにするまでの区間平均燃費を記録するもので、この日は往復200kmほど走らせたにも関わらず、往路・復路共に燃費記録が反映されなかったんですね。

上の画像の赤矢印にある部分が、本来燃費情報が反映されるべきところなのですが、その翌日に念の為イグニッションONだけして、すぐにエンジンOFFしたところ、この区間の記録は反映されるという謎仕様。

最も反映されてほしい記録が反映されないところを見ると、「このアプリってポンコツだな…」と思う一方で、なぜ反映されないのか?今まで全国的に同様の問題は起きていないのか?など気になることも多数。

前回給油してからの平均燃費は13.4km/Lと中々に優秀

ちなみに、今回の往復200km走らせたあとのリセット間平均燃費(1回目給油後からの平均燃費)は13.4km/Lと、排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載するガソリンモデルでラージサイズミニバンとしては優秀な方で、給油後リセットしたTrip Aメーター637.6kmに対し、航続可能距離は155kmなので、少なからず無給油780km以上は走れそうなところ。

単純計算ではありますが、平均燃費が13km/Lを超えているのであれば、燃料タンク容量が75Lなので、理論上は無給油「13km/L × 75L = 975km」は走行可能なので、次回給油までに現実的にどこまで走ることができるのか検証していきたいと思います。

一番改善してほしいところを改善しない、ナビ案内の割り込みウィンドウ

続いて、アルファードの新世代ナビで不満に感じているのが、上の画像の赤四角で囲った到着予想時刻と残りの走行距離の位置。

なぜこの情報の「位置」に不満を持っているのかというと…

このように、交差点で新規ウィンドウが割り込みしたときに、到着予想時刻や残りの走行距離の情報が完全に隠れてしまうんですね。

特に到着予想事故などは、交差点の信号待ちのときに見たりすることが多いのですが、最も見たい情報を見たいタイミングで交差点の割込みウィンドウが邪魔をすると「これ、実際に車を運転している人間が作ったものなのか?」と疑問に思うこともありますし、いちいち新規ウィンドウを閉じる作業も面倒に思う所。

そう考えると「なぜ到着予想時刻と残りの走行距離を右上ではなく左上に移行しようと思わないのか?」このナビを開発している人物は、「普段車を運転しないのか?」など、まだまだユーザーに寄り添ったUI/UXではない印象を持っています。

2021年にレクサス新型NXが発表され、そのときから新世代ディスプレイオーディオとナビが採用されたことで、徐々にレクサス/トヨタの新車・新型車にも展開されていますが、あれから約3年が経過した今でも、最も直してほしい基本的なところが直らない所を見ると、根本的な設計ミスだったのではないか?と思うことも。

あと、現行ISなどで採用されている旧世代ナビのように、なぜナビゲーション画面とマルチメディア(音楽やテレビ)を2画面にするようなレイアウトを採用しなかったのかも疑問(要は改悪している)。

14インチという無駄に大きいディスプレイを搭載しているのであれば、もう少し画面の有効活用ができたのではないか?オーナー好みのディスプレイカスタマイズが出来ても良かったのではないか?など、おそらく不満ポイントを挙げれば挙げるほどキリが無いと思いますから、一日も早く「実際に車を使うユーザーに合わせたUI/UX作り」に尽力してほしいところです。

2ページ目:新型アルファードは大きいボディサイズだが、意外と小回りが利く?