奇跡が起きた!能登半島地震で瓦礫の下敷きになっていたマツダCX-5救出→エンジンがかかり無事に脱出→オーナー「よう生きとったね…ありがとう」
これは是非ともマツダの力で何とかしてほしいな…
2024年1月1日、石川県は能登半島を襲った大地震から2か月が経過しました。
現地が復旧するにはまだまだ時間がかかりますが、その中で瓦礫(がれき)の下敷きになっていたマツダCX-5が救出され、しかもエンジンがかかるという奇跡が起きました。
これは海沿いに位置する鵜川地区にて撮影されたものですが、倒壊して手付かずのままの建物も多く、重機を使って崩れた建物の下敷きになった車を取り出す作業が進められていたときの映像となります。
建物の倒壊により、瓦礫の下敷きとなってしまったマツダCX-5
こちらが、実際に建物の下敷きになってしまったホワイトカラーのマツダCX-5。
ダメージはとても深刻で、廃車になってもおかしくない状況です。
倒壊した建物を見つめている男性が、マツダCX-5のオーナーである石田正榮さん(88歳)。
とてもツライ光景を見る石田さんは「車といえども、生きとるからね」と一言。
この車とともに過ごしてきた期間が長かったのか、石田さんにとってCX-5は家族であり相棒そのものだったと言います。
悲しい気持ちや悔しい気持ち、様々な想いを抑えながらも、共に過ごした時間を思い出しながら「一緒に動いた仲間やさかい」と漏らす石田さん。
石田さんは「何とかして助けたいなと思ってね」とのことで、災害ボランティアのメンバーにCX-5の救助を依頼したとのこと。
車が大好きで元タクシーの運転手でもあった石田さん
ちなみにこの男性、以前はタクシーの運転手で、車を運転することが大好きだったと言います。
車を運転するだけでなく、地域貢献活動の一環として防犯活動にも力を入れていたことから、周りの方々からの信頼も厚かったとのこと。
下敷きになったCX-5にゆっくりと近づいていく石田さん
そんな彼が、タクシーの運転手を辞めてから、共に過ごしてきたCX-5はかけがえのない存在。
ようやくCX-5の姿が見えましたが、ルーフやフロントガラスなども押しつぶされてしまい、とても動かせる状態ではありません。
CX-5の姿を見て、石田さんは目の前の現実を直視できなかったのか「車はダメやな」と目を背けます。
災害ボランティアのメンバー1人が、CX-5の車内へと乗り込みます。
すると…