フルモデルチェンジ版・トヨタ新型アルファード(40系)に乗った父の感想は?「運転席・助手席は乗降りしづらい」「タッチトレーサーは使いづらい」等

何かと辛口の父は、新型アルファードの何を見る?

2024年1月に私に納車されて1か月が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード(Toyota New ALPHARD, 40系)ガソリンZ・3列7人乗り[2WD]。

走行距離は1,000kmちょっとと、地道に距離を伸ばしていますが、やはりミニバンの王者といえる安定した乗り心地と存在感は素晴らしく、今後活躍の幅を広げることは間違いなし。

今回は、本モデルが納車されて初めて私の父にお披露目するため、今後父も利用する可能性が極めて高いですから、使い方等も含めて色々と感想を聞いてみることに(レクチャー終了後、早くも具体的な日にち付きで”使いたい”との予約が入った)。

スポーツカーやミニバン、SUV、セダン、コンパクトカー、軽自動車と様々な車を乗ってきた父から見て、新型アルファードをどのように評価するのか見ていきましょう。


運転席・助手席の乗降り性はあまり良くない

まず父が真っ先に注目したのが、運転席・助手席の乗降り性について。

父はここ最近、年齢の関係もあって足腰がかなり弱ってきているのですが、そういったときに車を乗る上で重要視しているのが運転席の乗降り性。

具体的には、「運転席のステップ位置が低いこと(高床だと踏ん張るのがツライらしい)」「運転席もしくは助手席にアシストグリップ的なものがあること」が挙げられますが、アルファードはどうなのでしょうか?

私:アルファードの運転席・助手席の乗降りはどうですか?

父:ちょっと乗降りしづらいかな。階段状のステップになっているけど、1段目と2段目の段差が大きいし、アシストグリップが無いのも厳しい

私:階段状で高床式は、日産セレナ(C28)も同じですもんね

父:うむ。あくまで乗降り性という点だけだとセレナ(C28)と何ら変わらないんだけど、乗ったあとのフロアの足元の広さはアルファードの方が上。セレナ(C28)は足元のスペースも窮屈で運転し辛かったから

私:(鋭い指摘…)アルファードが来るまで、セレナも結構乗ってたから明確な比較ができますもんね

父:サイズ感とか質感は全く別物だと思うけどね

私:確かに…

父の感想としては、階段状になっていることが乗降り性を更に悪化させているそうで、やはりアルファードの高床はあまり良くないというのが正直な感想とのこと。

過去に私が所有していた、トヨタ新型ヴォクシー(Toyota New Voxy)やホンダ新型ステップワゴン(Honda New STEPWGN)のほうが、運転席のフロア位置も低くて、階段状では無かったので乗り降りしやすかったそうです。

注)あくまでもこの感想は、足腰が弱まっている父独自の感想に過ぎないため、他の人からすれば「乗降りしづらいとは思わない」という方もいらっしゃると思いますし、たまに「この程度の車で乗降りができないなら、そもそも車なんか乗るな」と極端なコメントをしてくる方も多数いらっしゃいますので、温かい目で見守って頂けると幸いです。

後席用のユニバーサルステップの乗降りは?

運転席・助手席の乗降り性に対する評価があまり宜しくなかった父ですが、個人的に気になるのは後席のユニバーサルステップ含めての乗降り性について。

これについては、以前私が所有していたヴォクシーの片側ユニバーサルステップの存在を知っていたため、「アルファードにも付いているのか!母さんも病気で足を悪くしてるから、これは有難い」と喜んでいたのが印象的。

ちなみに父が乗ってみると…フロントシートとは異なり、Bピラーに縦長のアシストグリップがあるおかげでスムーズに乗り降りできていました。

ユニバーサルステップはメーカーオプションになるため、私がアルファードを購入する際には「子供が後席に乗るから」「足腰を弱らせている父母が乗るから」という理由で付けましたが、今回父がスムーズに乗り降り出来ているのを見て安心しましたし、正直「割れるんじゃないか…?」という心配な部分はあるものの(ユニバーサルステップに乗ると”パキッ”という音がしますし…)、改めてオプションとして選んで良かったと思います。

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