【悲報】日産の新型セレナ(C28)/アリア/ノート(E13)のオートロック機能が保安基準適合で”シレっ”と廃止→既に納車されている車両もプログラム変更される可能性も?
マイナーチェンジしたばかり&新機能として採用された新型ノート(E13)も同様
日産の主力モデルとなっているフルモデルチェンジ版・新型セレナ(Nissan New Serena, C28)やノートe-POWER(New Note e-POWER, E13)、そしてピュアEVクロスオーバーの新型アリア(New Ariya)。
これらのモデルに共通している装備といえば、車両に近づくと自動でロックを解除する「接近時アンロック機能」と、降車後に車両から離れると自動でロックをする「降車時オートロック機能」が備わっているということ。
ノート(E13)に関しては、2023年12月のマイナーチェンジで採用されたばかりで、ユーザーからの要望の声も多かった機能なのですが、どうやらこの機能が保安基準不適合によりサイレント廃止されたことが明らかとなりました。
どうやらオートロックされる時のハザードランプ点灯時間が、保安基準を満たしていないようだ
これについては、国内自動車情報誌マガジンXさんでも報道されている通りなのですが、オートロック作動時にハザードランプが点灯(点滅ではなく常時点灯)するアンサーバック機能が保安基準に適合していないとのこと。
具体的には、国内での保安基準だとアンサーバック機能は厳密に「3秒以下」と定められているものの、日産ではこの機能を「4秒」に設定していたことが判明。
そのため、保安基準不適合であるとして、現在販売している対象モデル3車種は、この機能を”シレッ”と廃止しているとのこと。
なおマガジンXさんは取材にて、日産は「2020年4月に急きょ法規が変更されたため、確認と対応が遅れたから」とディーラーに対しては説明しているそうですが、なぜ4年間も確認が怠っていたのか、なぜこのタイミングで発覚したかについては不明。
機能廃止に伴い、既に購入済のユーザーには同意書にサインを求めるところも
今回のオートアンロック/オートロック機能の廃止に伴い、あくまでもイヤーチェンジという立ち位置になるということで価格変更はないとのことですが、これから購入されるユーザー、もしくは既に購入・契約済で納車待ちのユーザーとしては「オートロック/アンロックが追加されるから購入したのに、話が違うじゃん!」となる方も少なくなさそう。
そしてこれも後出しじゃんけんのようになってしまいますが、オーダー済み・納車待ちのユーザーには「機能が搭載されない旨の同意書」にサインを求めるディーラーもあるそうで、これに関しては私がお世話になっている日産ディーラーでも同様で、サイン並びに捺印欄があるようです。
既に納車されているモデルはどうなるの?
そこでもう一つ気になるのが、既に納車されている新型セレナ(C28)やノート(E13)、アリアはどうなるのか?ということ。
私がいつもお世話になっている日産ディーラーの情報によると、どうやら日産メーカーから修正プログラムが配信される可能性があるとのことで、まだ具体的な日程までは明らかになっていないものの、オートロック/オートアンロック機能が使用できなくなる可能性があるそうです。
これはちょっと予想外と言いますか…保安基準不適合の機能になるとはいえ、例えば4秒 → 3秒にプログラム修正して機能を継続して使用できないのだろうか?という疑問はあるものの、あくまでも「他の車種と統一することが目的」になるため、どうやら機能廃止となる可能性があるようです。
詳細が判明したら当ブログでも共有できればと思いますが、本モデルも納車されてもうすぐ1年を迎えようとしていますし、そろそろ納車後12か月点検も控えているため、その頃には修正プログラムが配信されている可能性も考えられそう。