YouTuberがテスラ新型サイバートラックは「顧客を騙している!詐欺だ」と指摘→プロモーションで話題の綱引きが出来きなことが判明→これでテスラのフェイク情報は「3つ目」

発売前から何かと話題になっていたサイバートラックの綱引きパフォーマンスは、人々の注目を集めるための「フェイク」だった?

2023年12月からユーザー向けの納車が進み、YouTubeやSNSなど常に話題の中心となっているテスラ新型サイバートラック(Tesla New Cybertruck)。

本モデルが発売される前、何かと大きな話題となったのがアメリカを代表するピックアップトラック・フォードF-150との綱引き動画で、何とサイバートラックがF-150に買ってしまうというもの。

この綱引きパフォーマンスの動画を再現すべく、サイバートラックのオーナーでYouTuberのCyberHooliganチャンネルが、自身のYouTubeチャンネルにてシボレー・シルバラード(Chevrolet Silverado)と勝負するも、何とサイバートラックが全く機能しなくなるという問題が発生したそうです。


綱引きの結果は全く予想していなかった内容に

こちらが今回、シルバラードとの綱引き対決に使用されるサイバートラック。

見ての通り全長はとても長く、ボディサイズは全長5,683mm×全幅2,413mm×全高1,791mmととにかくアメリカンサイズ。

日本の公道を走るには全く不向きなサイズ感ですが、いつかその姿を拝見できるときが楽しみです。

そしてここから、いよいよテスラ・サイバートラックとシボレー・シルバラードの綱引きバトルが開始するわけですが…

サイバートラックとシルバラードが引っ張り合って対峙するシーンが見られるかと思いきや、何とシルバラードにあっけなく引っ張られるという予想外の展開に。

お互いが引き合うどころか、むしろサイバートラックはそのまま引っ張られるという光景に。

2回目の勝負も全く同じ結果に。

一体なぜこのような結果になってしまったのでしょうか?

どうやら外部から引っ張られる力に対しては、強制的にフェイルセーフモードが作動するようだ

今回の検証について、Cyber Hooliganチャンネルの見解としては、シルバラードがサイバートラックを牽引し始めると、どうやらサイバートラックに対して外部から引っ張られる力が働いたことで、”ある種のフェイルセーフ”が作動してモーターが無効になり、サイバートラックへの電力が遮断されている可能性が高いとのこと(車内の液晶メーターやインフォテイメント系もシャットダウンしていた)。

テスラはサイバートラックのデビュー時、本モデルの牽引能力をPRするために綱引きパフォーマンスを実施したわけですが、実際にフタを開けてみたら「綱引きは出来なかった」ということで、Cyber Hooliganも「これはテスラが顧客を騙しているのと同じで、一種の詐欺ではないか」と指摘。

テスラの誇大広告は、今回で3例目

ちなみにテスラは以前にも、「意図的な改ざん」もしくは「誇大広告」としてハンズオフで自動運転機能が存在することをPRするも、これが全くの嘘であったこともテスラが認めています。

そしてもう一つが、サイバートラックとポルシェ911の0-400mバトルを実施した動画でも大きな誤解を与えました。

これは、サイバートラックがポルシェ911を牽引した状態というハンディキャップ方式で、911と0-400mのドラッグレースで勝利したと大々的にPRしていましたが、実際にはEngineering Explainedがいくつかの動画検証を行ったところ、走行した距離は400m以上であったこと、そして911のトランスミッションはMTモデルであったことも指摘しています。

しかしながら、こうしたユーザーに対して嘘の情報を公開しながらも、テスラはそこまで炎上しておらず(むしろ炎上慣れしている?)、どちらかというとユーザーからすれば「これもテスラの正常運転」「ある意味でサイバートラックを広く知らしめることになった」と評価されているようです。

Can the CyberTruck “Tug-a-war”?

2ページ目:走行距離僅か「21km」しか走られていないサイバートラックが再び競売に出品!