三菱の新型デリカミニの新たな不満!マイルドハイブリッド機能が作動する条件は限定的?冬場だけでなく春や秋頃でも使えない恐れがある?

三菱のマイルドハイブリッドシステムは、今後良い方向へと改善してほしいところだが…

2023年6月に納車されて9か月以上が経過した、三菱の新型デリカミニ(Mitsubishi New Delica Mini)T Premium[2WD]。

今回は、近況並びに新たな不満ポイントとなるハイブリッドシステムについてインプレッションしていきたいと思います。

特にハイブリッドシステムに関しては、使用用途が限られている上に、季節的なところも含めると更に限定的である可能性があるため、デリカミニのマイルドハイブリッドの良さが全く活かされていないのでは?と思うところも。

具体的にどういったところが限定的なのか?チェックしていきましょう。


ハイブリッドシステムは外気温が一けた台だと作動しない?

まずは、前回のブログでもお伝えしたデリカミニのハイブリッドシステムについて。

以前より話題になっているマイルドハイブリッドシステムによるエンジンアシスト機能ですが、これはバッテリーの充電量に十分な余裕があるとき、加速中に作動条件を満たすと最大30秒間ECOモーターの力で駆動力をアシストするというもの。

上の画像のように、エネルギーモニターのバッテリーが満充電になっているにもかかわらず、停車時からゆっくり加速してもバッテリーは消費せず、一方で定速走行時から減速、もしくはアクセルOFFによる回生力では全くバッテリーが充電しない状態になっているため、ある意味ではマイルドハイブリッドシステムの機能を全く活かしきれていない状態になっています。
※上の画像は、約30分ほど走らせた後の状態で、運転開始時とバッテリー残量は何も変化していない

この症状については、前回のブログでもお伝えした通り、eKシリーズ/デリカミニの公式取扱説明書にも記載されている通り。

◇急発進、急加速したとき

◇発進したあとにブレーキペダルを踏んだとき

◇発進したあとにアクセルペダルを緩めたとき

◇アンチロックブレーキシステム[ABS]や、アクティブスタビリティコントロール[ASC]が作動しているとき

◇バッテリーの充電量が十分でないとき

◇外気温度が低く、バッテリーの保護が必要なとき

via:Mitsubishi

特にこの中で、一番最後の「外気温度が低く…」が今回の事例に該当する可能性があるとのことで、外気温度が5度を切るような状況だとエンジンアシスト機能は作動しないそうですが、上の画像でもある通り「6度」でもハイブリッドシステムが作動していないことを考えると(厳密には9度でも作動していないことは確認済み)、もしかすると「10度を切る」ような環境では保護されたままなのかもしれません。

ハイブリッドシステムが使用できるのは限定的?

そうなってくると、冬だけでなく初春や晩秋の時期もハイブリッドシステムが使えない可能性もあるわけで、三菱のマイルドハイブリッドは極めて限定的な時期でしか活用できない?という可能性が高そうですね。

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