フルモデルチェンジ版・新型MAZDA6が開発中との噂!製造元は「中国」でクラウンクロスオーバーのようなスタイルに?マツダが2024年3月「1回目」となる最新工場出荷目途一覧を更新

今回の噂を見るに、次期MAZDA6は「クラウン化」の可能性も?

2024年4月中旬をもって、国内向けの生産並びに販売を終了するマツダのフラッグシップモデルとなるMAZDA6(旧アテンザ)。

日本の自動車メーカーでは数少ないDセグメントセダンとステーションワゴンの二刀流を継続してきましたが、販売需要の低下や、SUV市場の活況によりCXシリーズの拡大などを理由に、国内向けの生産を終了することが決定していますが、一方でフルモデルチェンジ版・新型MAZDA6の開発が水面下で行われているとも報道されています。

この他にも、2024年3月「1回目」となる最新工場出荷目途一覧も更新されており、一部モデルが受注停止になっていることも明らかになっていますので、コチラも併せてチェックしていきましょう。


もう既に開発が進んでいると噂の次期MAZDA6とは?

今回、次期MAZDA6について報じているのは国内自動車情報誌ベストカーさん。

同誌によると、当初次世代MAZDA6は、後輪駆動[FR]をベースとしたラージプラットフォームを採用するとなると、縦置きエンジンに加えてプラグインハイブリッド(PHEV)を設定する場合、車体アンダーに駆動用モーターや大容量バッテリーパックなどを搭載するため、車高の低いセダンやステーションワゴン系になるとスペース上の問題で搭載できない → 開発がストップしていたのだそう。

つまり、こうしたマツダのラージ商品群のエンジンやPHEVレイアウトは、新世代CXシリーズのために設定されたものであり、セダンやステーションワゴンといった他のスタイリングには不向きということに。

次期MAZDA6の生産元は日本ではなく中国に?

ただ、ベストカーさんの取材によると「開発自体は中止していない」とのことで、今後ターゲット市場になるであろう中国市場向けにコンセプトカーを発表する計画だそうですが、どうやら2025年末までの市販化を目標にしつつ、生産も国内ではなく中国へと移し、北京モーターショー2024でもコンセプトカーが登場するのではないかと推測しているそうです。

そしてもう一つ気になるのが、もし仮に次期MAZDA6の開発が水面下で進められているのであれば、どういったプラットフォームが採用されるのか?ということ。

前述にもある通り、ラージプラットフォームは新世代CXシリーズといったSUV向けに活用されるアーキテクチャーとのことで、しかし最低地上高160mmまでであれば、SUV以外にも流用することができるそうです。

次期MAZDA6は、クラウンクロスオーバーのようなモデルになる?

実はMAZDA6の最低地上高も160mmとなるため、ギリギリ流用できないわけではないものの、ベストカーさん曰く「プラットフォームに若干の改良・手直しが必要になる」ことも考えられ、もしかすると正統派なDセグメントセダンではなく、それこそトヨタ・クラウンクロスオーバー(Toyota New Crown Crossover)のようなリフトアップ&ファストバックというスタイリングで登場する可能性も無きにしも非ずだそうです。

もちろん、これらの情報が必ずしも正しいとは限らず、そもそも本当に次期MAZDA6の開発が進んでいるかも不明なところが多いため、あくまでも予想の域を超えない所。

ただ、もし次期MAZDA6の開発が本当に進められ、ラージプラットフォームが採用される可能性があるのであれば、個人的にはクラウンクロスオーバーのようなリフトアップ&ファストバックは「ある意味で市場を盛り上げるモデル」になると推測。

ステーションワゴンとのすみ分けでは、クラウンエステート(Crown Estate)を意識したモデルになるのか?など、実は競合モデルにクラウンを強く意識しているのでは?と思ったり…

まずマツダとしては、新世代CXシリーズのラインナップ拡大のため、CX-50/CX-60/CX-70/CX-90が既に発表・発売されていますので、残すは日本市場向けとして2024年夏頃に発表予定のCX-80のみですから、こちらも注目したいところです。

2ページ目:マツダの主力モデルでもあるCX-30やMX-30の一部グレードが受注一旦停止に?