フルモデルチェンジ版・ホンダ新型フリードで気になるポイント!「噂された2列目オットマンの設定は無し」「Honda SENSINGの精度向上は?」等
SNSでは「先行予約が始まった」との投稿も?
2024年夏頃に発表・発売予定となっている、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリード(Honda New FREED)。
一部SNSでは、「先行予約が始まり、予約が完了した」といった投稿も見受けられましたが、ディーラー向けの試乗車・展示車といったデモカー分のインプットオーダーは既に終了しているものの、ユーザー向けの先行受注受付けは同年5月のゴールデンウィーク(GW)明けに実施される予定です。
そのため、SNSで報告されている先行予約というのは、あくまでもディーラー内での「仮予約」だと思われ、実際にはディーラーもしくは販売本部からメーカーの方には発注はかかっていないと考えられます。
今回のモデルは、現行2代目から商品力が大幅に向上される一方で、その分車両本体価格も底上げされることが予想されますが、今回のFMCで個人的に気になるポイントがいくつかあるので、早速その中身をチェックしていきたいと思います。
ホンダの予防安全装備Honda SENSINGの精度向上には期待したいが…
まずは新型フリードに設定される予防安全装備Honda SENSING。
当ブログでは、どういった機能が搭載されるのか、詳細な情報も公開しており、公道にてスパイショットされたテストカーからも、ブラインドスポットインフォメーション[BSI]が点灯していることも確認済みです。
グレードによっては搭載されない機能もありますが、新型より採用される機能は以下の通り。
◆Honda SENSING
・車線維持支援システム[LKAS]
・衝突軽減ブレーキ[CMBS]
・先行車発進お知らせ機能
・歩行者事故低減ステアリング
・路外逸脱抑制機能
・標識認識機能
・オートハイビーム
・誤発進抑制機能
・後方誤発進抑制機能
・近距離衝突軽減ブレーキ
・急アクセル抑制機能
・パーキングセンサーシステム
・[NEW]渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール[ACC]
・[NEW]トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
・[NEW]後退出庫サポート(一部グレードのみメーカーオプション)
・[NEW]ブラインドスポットインフォメーション(一部グレードのみメーカーオプション)
・[NEW]アダプティブドライビングビーム(一部グレードのみメーカーオプション)
・[NEW]LEDアクティブコーナリングライト(一部グレードのみメーカーオプション)
以上の通り、装備内容としては新型ステップワゴン(New STEPWGN)やZR-Vと同じ内容で、全グレード共通で渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール[ACC]やトラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)などが全グレード標準装備されるのも魅力的。
ただその一方で気になるのは、アダプティブクルーズコントロール[ACC]の精度。
ホンダのACC機能は、トヨタや日産に比べると制御が雑
これまで、フィット4(New FIT4)やヴェゼル(New VEZEL)、N-BOX、シビックタイプR(New Civic Type R, FL5)、ステップワゴン、ZR-VのACC機能を体感してきましたが、あくまでも個人的な印象としては、トヨタや日産に比べると制御が雑。
特に前方車両との車間距離の取り方はギクシャク感が強く、アクセルOFFによるエンブレで減速すれば良いものを、強いマージンが働くからなのかブレーキランプを点灯させて強いブレーキで減速するため、後続から見たら「やたらフットブレーキを踏みまくる下手くそな運転ドライバー」と思わせるような制御なのが残念(最近では、高速道路でやたらブレーキを踏みまくる後ろ姿がSNSにて投稿される悲しき時代になってしまった)。
速度が上がりそうな、傾斜角度キツメの下り坂でも同様で、マニュアルシフトでダウンさせて回転数を上げ、エンブレで減速させれば良いものを、なぜかフットブレーキを活用して速度を維持するため「何だか勿体ない減速だし、前方に車両が居ないにも関わらず、若干慣性力が働くような強いブレーキをする必要があるのだろうか…」と感じるほど。
こうしたことから、ホンダの予防安全装備の性能は他メーカーに比べて低いと感じているため、新型フリードでは、これらの性能が向上していることに期待したいところです。