三菱と日産が提携しトラック/PHEV/EVを開発へ!新型トライトンEVにも期待?正規日産ディーラーが「また」顧客を騙し約2.9億円の賠償金を支払うことに
三菱・日産のEV技術が共有され、次世代ピックアップトラックに応用されるのは期待
ルノー・日産・三菱のアライアンスグループでお馴染みとなる3社ですが、今回新たに日産と三菱が、アメリカ市場向けのモデル開発のために技術提携することが明らかとなりました。
日産と三菱がアライアンスパートナーになって以来初めて、アメリカ市場向けの車両で提携することになりますが、両社の電動化技術を共有し、これにより三菱はEV、日産にはプラグインハイブリッド(PHEV)が提供され、両ブランドのピックアップトラックの開発につなげていくことが判明。
この計画は、日産と三菱が電動パワートレイン開発の困難を乗り越えるのに役立ち、コスト削減にも役立つとして、おそらくは北米の人々にとって最もエキサイティングな製品を提供するため、日産の新型フロンティア(Nissan New Frontier)や、何れアメリカでも発売されるかもしれない?三菱の新型トライトン(Mitsubishi New Triton)などに応用されるかもしれません。
三菱USAでは新型トライトンは市販化されていないが…
海外カーメディアAutoNewsの報道によると、三菱USAディーラーが長年望んでいたピックアップトラックが提供される可能性があると報じていますが、先程も取り上げた新型トライトンは、日本や東南アジアでは販売されているものの、アメリカでは未だ販売されていません。
トライトンはタイにて生産されていますが、AutoNewsの報道によれば、将来的にはメキシコでも組立てられる可能性があるそうで、その場合だと25%の関税は適用されないのがメリット。
何れは、このピックアップトラックにハイブリッド(HEV)やピュアEVといった派生グレードが追加されるかもしれないとのことですが、日本市場向けの場合だとディーゼルターボのみですが、燃費や排ガス規制なども考慮したHEVモデルが追加されることにも期待したいところ(競合モデルのハイラックスでもMHEVがようやく設定された)。
三菱には新型トライトンEVが設定される可能性も?
なお三菱には、日産のピュアEV技術が活用されるとの報道がありますが、現時点で具体的なユニットなどは不明。
搭載予定と噂されるモデルが、次期トライトンEVとの情報もありますし、そうなるとコンパクトハッチバックのリーフに搭載されるバッテリーパックだと容量が小さい可能性もあるため、新型アリアのように63kWhまたは87kWhのバッテリーパックが搭載されることが最も現実的なところではないかと思います。
日産にはアウトランダーPHEVの技術が次期フロンティアに応用される?
一方で日産USAについては、日産が三菱と共有するプラグインハイブリッド(PHEV)に期待が寄せられ、これまでアメリカではe-POWERと呼ばれるシリーズハイブリッドは設定されず、主にガソリンモデルやリーフ(Leaf)/アリア(Ariya)といったピュアEVが中心でしたが、HEV/PHEVといったモデルに関しては大きな進化は見られませんでした。
AutoNews曰く、アメリカユーザーの多くが、日産のラインナップには革新的な技術が見られずワンパターン化しているとの不満もあるようで、今回のようなPHEVが将来的に追加されるのであれば期待値は高そう。
ただ、現時点でどのようなユニットが設定されるかは不明ですが、三菱が現在アメリカにて販売しているのがアウトランダーPHEVになるため、もしかするとこの技術の応用版が日産の次期ピックアップトラック(フロンティア?)に採用されるのではないかと考えられます。
以上が、日産と三菱の提携に関わる情報となりますが、PHEVやEVが搭載される新型ピックアップトラックのデビュー時期は、AutoNewsの報道だと2027年~2031年とまだまだ先の話。
なお、各ブランドがラインナップの「戦略的ギャップを埋める」ために支援を必要としているとのことで、将来これらの技術が他社メーカーを脅かす存在になるかは、スペックや価格帯次第かもしれません。