ごめん、違いがわからん…ランボルギーニが世界限定10台の新型ウラカンSTJを発表→まさかの公道走行不可!テスラ新型サイバートラックがあり得ない価格で転売
世界限定10台のみ、既に完売しているV10 NA最後のスペシャルモデル
ランボルギーニのエントリーリヤミドシップスポーツモデルでお馴染みとなるウラカン(Lamborghini Huracan)。
今回、ランボルギーニ公式が世界限定10台のみとなる「最後のウラカンシリーズ」新型ウラカンSTJ(Lamborghini Huracan Super Trofeo Jota)を世界初公開しました。
このモデルは、「ベイビーランボ」の終焉を告げるものであり、ベースとなるモデルはウラカンSTOとのことですが、パッと見だとウラカンSTOとウラカンSTJの違いがよくわからない外観となっています。
外観だけを見ると、ウラカンSTOとウラカンSTJの違いがよくわからない
こちらが今回公開されたウラカンSTJ(スーパートロフェオ・トロフェオ・イオタ)。
イメージカラーはブルー系で、レッドのディテールアクセントが加味されたアグレッシブなエクステリアですが、その見た目はウラカンSTOそのもの。
しかものこのモデル、STOに比べてパフォーマンスが大幅に向上しているのかと思いきや、排気量5.2L V型10気筒自然吸気エンジンはそのままに、最高出力640ps/最大トルク565Nmと全く変わらないんですね。
トランスミッションも7速DCT(デュアルクラッチトランスミッション)で、駆動方式は後輪駆動[RWD]のみ、唯一STOと異なるのは、ハードウェアの変更がいくつかあるぐらいで、メインとなるものはレースカー由来の4つの調整可能なショックアブソーバー。
足もとには、特注のブリヂストン製ポテンザ(Potenza)の20インチレースタイヤ+センターロック20インチ鍛造アルミホイールを装着。
ちなみにSTJは、STOの軽量機能とその特徴的なモータースポーツスタイルを踏襲していますが、ランボルギーニ・スクアドラ・コルセのエンジニアにより、フロントバンパーに一対のカーボンカナードを装備し、バンパーの角度を3度大きくすることで空力パッケージを改良。
これらの変更だけを見ると控え目ではあるものの、ランボルギーニによれば、ダウンフォースは+10%向上し、4つのフェンダーの下に隠れた特別加工によりスティクションがさらに強化されるとのこと。
ランボルギーニは、ナルド・トラックにてウラカンSTJの走行テストを実施しており、STOのラップタイムと比較して1秒以上短縮しているとのこと。
ランボルギーニが提案するボディカラーは2種類だが、限定10台全てボディカラーが異なるかは不明
マイナーなウラカンモデルと区別するため、ランボルギーニは2種類のカラーリングをデザイン。
今回公開されているのは、ブラック(Nero Noctis)ルーフとレッド(Rosso Mars)&ホワイト(Bianco Isi)のアクセントが付いたブルー(Blu Eliadi)のボディカラーで、もう一つはグレー(Grigio Terest)で仕上げられ、ブラック(Nero Noctis)ルーフとレッド(Rosso Mars)&ホワイト(Bianco Isi)のディテールが採用されています。
キャビン内には、STJとしての特別感を演出するために「1 of 10」の番号が付けられたカーボンファイバープレートが標準装備され、オプションにて、オーナーは助手席側にカスタマイズ可能なプレートを追加できるそうです。
ウラカンSTOに比べて極端な差別化が無かっただけに、とても残念ではありますが、カーボンファイバー素材を多用することで、重量は僅か999kgを実現したサーキット専用モデルとなります(つまり公道走行は不可能)。