こんなことがあった。日産の新型フェアレディZ(RZ34)でワインディングへ→出先でコペンに乗る老夫婦に声を掛けられる→まるで少年のように興奮するオーナー
2024年5月5日は、FSWでオールフェアレディZミーティングが開催されていたようだが、私は参加できず…
2023年2月に納車されて1年2か月以上が経過した、日産のビッグマイナーチェンジ版・新型フェアレディZ(Nissan New Fairlady Z, RZ34)version ST[9速AT]。
走行距離は6,500kmほどとそこまで伸びていませんが、ゴールデンウィーク(GW)期間中は350kmほど走らせて中々に満足。
今回はワインディングを中心に走らせてのインプレッションと区間燃費、出先にて遭遇したダイハツ・コペン(Daihatsu Copen)オーナーとの出会いについてまとめていきたいと思います。
ちなみに、GW期間中はホンダ新型シビックタイプR(Honda New Civic Type R, FL5)で約1,470km、日産の新型セレナe-POWERルキシオン(Nissan New Serena e-POWER LUXION, C28)[2WD]で約1,000km、ホンダ新型N-BOXカスタム・ターボ(New N-BOX Custom Turbo, JF5)[2WD]で約300km走らせたので、とにかく車での移動が多かったように感じられます。
フェアレディZ(RZ34)でのワインディング走行は最高に気持ちイイ
まずはフェアレディZ(RZ34)でのワインディング走行。
ゴールデンウィーク期間中&日中という渋滞ラッシュに巻き込まれそうな条件ではありましたが、私が走行した場所がたまたま運が良かったのか、全く渋滞することなくスムーズに走らせることができ、「絶対に悪化するだろう…」と覚悟していた燃費も意外に好調。
ワインディングロードは、ところどころで舗装されていなかったり、一部ヒビが入っているなどでコンディションとしてはお世辞にも良いとは言えないものの、それでもちょっとした段差を通過したときの突き上げは抑えられていて、ハンドルが持っていかれることもなく安定的。
V6ツインターボのパワフルエンジンのおかげで、特にアクセルを踏み込むようなシーンは無し
ワインディングでは、周りの流れに合わせて走行することがほとんどで(前方には4台~5台の車が走行していた)、おまけに速度としては50km/h付近と早くもなく遅くもなくで安定的。
前方車両との車間距離もしっかりと取り、後続には1台も車が走っていなかったので、ノンブレーキ&パドル操作によるシフトダウンでゆったりと流すような走り方。
アクセルを強く踏み込む必要もなく、軽く速度調整する程度のゆったりした流し方なので、思いのほか燃費が悪くなるようなことはありませんでした。
フェアレディZ(RZ34)は、余裕を持って走らせることのできる上質なスポーツカー
当然ではありますが、50km/h付近の速度であれば、Rが大きめのコーナリングでも外側に膨れるような挙動はなく、ハンドルを切った分だけ正確に曲がるような回頭性は後輪駆動[FR]モデルの一番の強み。
これがシビックタイプR(FL5)になると、ハンドルを切った分以上の曲がりで、その分高速域でもコーナリングを攻めることのできる楽しみはあるものの、個人的には正確かつノーズダイブしづらいZの走りの方が好みといえば好み。
ワインディングを走っていて、ここまで安心且つゆったり、しかも乗り心地もスポーツカーのカテゴリでは上質レベルなので、これだけ好条件で走れるスポーツクーペも珍しいと思っていて、前方車両がゆったりと走っていても、イライラしたり追い越しを仕掛けようと思うこともないので(変に熱くならないという表現の方が良いかも…?)、ゆとりをもって走ることができるのもZの魅力。
コンパクトなボディが道幅の狭いワインディングで活かされる!
そしてこのコンパクトボディ。
見た目は筋肉質でワイド&ローではあるものの、全幅1,845mmとそこまで大きくないため(シビックタイプR(FL5)は1,890mmもあって大きく感じる)、車幅のクリアランスの大きさを感じることができますし、ワインディングを走行していると、ときどき反対車線の車がセンターラインを跨ぐレベルで曲がってくるときがあるため、そのときに歩道側に回避できるだけのスペースを確保できるため、そういった危機予測と余力が持てるのも良きところだと思います。