BMC版トヨタ新型カムリ登場によりフルモデルチェンジ版・レクサス新型ESもデビュー間近?「ES350h/ES350e/ES350h」の商標も出願済み

カムリも大幅改良され、いよいよレクサスESもフルモデルチェンジが近い?

2023年11月に世界初公開された、トヨタのビッグマイナーチェンジ版・新型カムリ(Toyota New Camry)。

日本市場向けに関しては、既に生産・販売終了しているため、アメリカ市場向けのBMC版が販売される予定はありませんが、一方で期待されるのが、カムリのレクサス版となるであろうフルモデルチェンジ版・レクサス新型ESの存在。

ES300hも2018年にデビューして6年近くが経過しますし、そろそろ次期モデルとして刷新することが期待されますが、もしかするとデビュー間近の可能性も高そう。

その理由やラインナップされるであろうグレードについても見ていきましょう。


2024年5月8日にトヨタが「レクサス次期ES」と思われる商標を出願

そこで今回、「どうして次期ESのデビューが間近」と感じたのかをまとめていくことに。

実は2024年5月8日、トヨタが日本特許庁に対して3つの商標を出願しており、その全てが次期ESを示唆する名称なんですね。

折角なので3つの商標と予想されるパワートレイン等をチェックしていきましょう。

商標出願➀:「LEXUS ES350h」

via:J-PlatPat

まずは商標出願Part1となる「LEXUS ES350h」から見ていきましょう。

出願情報としては以下の通り。

(190)【発行国】 日本国特許庁(JP)

(441)【公開日】 令和6年5月8日(2024.5.8)

【公報種別】 公開商標公報

(210)【出願番号】 商願2024-44687(T2024-44687)

(220)【出願日】 令和6年4月25日(2024.4.25)

(540)【商標】

【標準文字】

(511)【商品及び役務の区分並びに指定商品又は指定役務】
第12類  陸上の乗物用の動力機械器具(その部品を除く。),動力伝導装置(陸上の乗り物用の機械要素),制動装置(陸上の乗り物用の機械要素),陸上の乗物用の交流電動機又は直流電動機(その部品を除く。),自動車並びにその部品及び附属品,二輪自動車・自転車並びにそれらの部品及び附属品

(731)【出願人】

【識別番号】 000003207

【氏名又は名称】 トヨタ自動車株式会社

【氏名又は名称原語表記】 TOYOTA JIDOSHA KABUSHIKI KAISHA

via:J-PlatPat

以上の通りとなります。

その名称を見てもお分かりの通り、既にレクサスがラインナップするNX350h/RX350hと同じ”350h”を表記していますが、これは末尾に”h”が表記されていることから”HYBRID/HEV”、すなわちハイブリッドモデルを意味します。

”350”は、排気量3.5Lエンジン相当のパワートレインにアップッデートされたハイブリッドモデルを意味するわけですが、おそらくベースとなるパワートレインは、新型カムリ同様に排気量2.5L 直列4気筒ダイナミックフォースエンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムが濃厚。

現行ES300hも、同じエンジンに電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムですが、NX350h同様に電気モーターの出力/トルクを向上させることで、トータルスペックを高める意味で「300h → 350h」パワーアップしているものと予想。

なお、この流れは「NX300h → NX350h」と「UX250h → UX300h」にもある通りで、おそらく次期ESもスペック並びにパフォーマンスを高めての市販化になることが期待されます。
注)ただし、燃料種類は無鉛レギュラーから無鉛プレミアム(ハイオク)になると予想される

2ページ目:次期ESには300e/500eといったピュアEVも販売される可能性が高い?