【意外な事実】三菱ミラージュがポルシェ718ケイマンTよりも「エンジンの応答性」で優れていることが判明!但しこの検証にはちょっとした悪意もある?

今回の検証は、見方を変えれば三菱のエンジン性能が優れていることが証明されたことにはなるが…

日本市場では既に販売終了している、三菱のコンパクトハッチバックとなるミラージュ(Mitsubishi Mirage)。

このモデルが、ポルシェのリアミドシップスポーツモデルとなる718ケイマンT(Porsche 718 Cayman T)よりもエンジンの応答性が優れていることが明らかになりました。

これは海外カーメディアCar and Driverが様々な車種を使って独自に検証したもので、0-96km/hの加速時間と(ローンチスタート)、8-96km/hの加速時間(ローリングスタート)で、どれだけ応答性能に差(時間差)が生じるのかを検証したもの。

具体的にどのようなタイムとなったのかチェックしていきましょう。


8-96km/hという特殊な領域は、現実世界で起こり得るであろう条件を想定した模様

今回の検証において、0-96km/hの加速時間は度々見かけるものの、8-96km/hという特殊な領域は初めて。

Car and Driverによれば、0-96km/hの加速時間はハイパフォーマンスモデル向けの限定的な性能評価であり、決して公道で活用するようなものではないと説明(要は全ての人がローンチコントロールを使うわけではないし、ハイパフォーマンスカーを所有していても使わない人もいる)。

8-96km/hも公道で活用するかどうかは微妙なところですが、高速道路での合流車線や、少し限定的なシチュエーションにはなるものの、いくつかのオーナーが体験するような領域であると前置きした上で計測しているそうです。

最もエンジンの応答性が悪かったモデル5車種を見ていこう

まず、Car and Driverがローンチスタートとローリングスタートの検証を行った上で、「最も応答性が悪かった」と評価したモデルが以下の5車種。

【最も応答性が悪いと評価したモデル一覧】

◇(2020年)ポルシェ718ケイマンT[MT]
➀ 0-96km/h加速時間:4.4秒
② 8-96km/h加速時間:6.4秒
③ ➀と②の差分:2.0秒

◇(2020年)BMW M235i xDriveグランクーペ
➀ 0-96km/h加速時間:4.2秒
② 8-96km/h加速時間:6.0秒
③ ➀と②の差分:1.8秒

◇(2018年)ランドローバー・レンジローバーヴェラールP250 SE
➀ 0-96km/h加速時間:7.3秒
② 8-96km/h加速時間:9.1秒
③ ➀と②の差分:1.8秒

◇(2021年)フォード・ブロンコ・アウターバンクス4ドア
➀ 0-96km/h加速時間:6.5秒
② 8-96km/h加速時間:8.2秒
③ ➀と②の差分:1.7秒

◇(2024年)ポルシェ・カイエンクーペ・ターボGT
➀ 0-96km/h加速時間:2.8秒
② 8-96km/h加速時間:4.5秒
③ ➀と②の差分:1.7秒

その結果、ローンチスタートとローリングスタートで応答性が悪かった(タイム差が大きかった)のはポルシェ718ケイマンTであることが発覚。

とはいっても、718ケイマンTに関しては、ATモデルではなくマニュアル(MT)モデルのため、どこか悪意があるような…

果たして参考になる情報なのかどうかは不明ですが…

2ページ目:エンジンの応答性が高かったターボモデルは?最も応答性の高かったモデルは?