(2025年)マイナーチェンジ版・ホンダ新型シビックが米にて一足早く公開!大幅なグレード整理と、Googleビルトインのディスプレイオーディオ搭載
アメリカ向けシビックハッチバックは、ハイブリッドとSiの2種類のみで勝負するようだ
日本でも2024年9月に初のマイナーチェンジが実施される、ホンダ新型シビック(Honda New Civic, FL)。
今回、一足早くアメリカ市場向けとなるマイナーチェンジ版・新型シビックの概要が明らかとなりました。
現時点でグレード別価格帯は判明していないものの、大胆なグレード廃止に伴い、ハイブリッド(e:HEV)システムのアップデートなどが実施される予定です。
具体的にどのようなマイナーチェンジが実施されるのかチェックしていきましょう。
マイナーチェンジでフロントマスクはシャープに
こちらが2025年モデルとなる、マイナーチェンジ版・新型シビックのフロントマスク。
日本仕様同様に、フロントバンパーが刷新されたことで、左右のエアインテークの形状がシャープ且つ縦基調になり、どことなくシビックタイプR(New Civic Type R, FL5)風に。
フロントロアグリルもワイド且つハニカム形状に変更され、どことなくBMWなどのような欧州チックな雰囲気へと変更されています。
ヘッドライト意匠は特に変更無く、逆L字型のLEDデイライトとリフレクター式のLEDヘッドライトを搭載。
ハッチバックモデルのガソリンはSiグレードのみ
そして、今回のマイナーチェンジでの大きな変更点がグレード整理。
アメリカ市場においては、ハッチバックとセダンの2種類が展開されるものの、排気量1.5L 直列4気筒ターボエンジンを搭載するハッチバックのガソリンモデルに関しては、Siグレードの一択のみに絞られます。
一方でシビックセダンのガソリンモデルに関しては、排気量2.0L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載し、LXグレードとSPORTグレードの2種類をラインナップするそうです。
ちなみにハイブリッドモデルに関しては、スポーツ・ハイブリッド(Sport Hybrid)と、スポーツツーリング・ハイブリッド(Sport Touring Hybrid)の2グレードが展開され、スポーツツーリング・ハイブリッドが最上級グレードという位置づけに。
2.0Lハイブリッドは更にパワーアップし、燃費性能も向上
パワートレインに関しては、排気量2.0L 直列4気筒直噴エンジン+デュアルモーターを組み合わせたハイブリッド(日本ではe:HEV)が採用され、システム総出力200hp/システムトルク315Nmを発揮するとのことで、スペックだけを見ればシビックタイプR(FL5)に次ぐハイパフォーマンスモデルということになりそう。
あと、今回ホンダが力を入れているのが騒音対策。
回生ブレーキがハイブリッドシステムをさらにサポートするだけでなく、サスペンションは騒音を低減しながら乗り心地を向上させるために特別に調整されているとのこと。
ホンダは、ハイブリッドモデルのNVH(騒音・振動・ハーシュネス)がすべてのシビックの中で最も低いと説明していますが、この騒音対策だけでもかなりのコストがかかっているものと予想されます。