トヨタ公式がカスタムした新型フォーチュナーベースのハイパーFコンセプトがヤバすぎる!更にトヨタ公式がGR86にGRカローラのエンジンと4WD技術を搭載?!

おそらくここまで過激カスタムされたフォーチュナーはトヨタが初と思われる

2024年6月26日~6月30日までタイ・バンコクにて開催される、カスタムモデルを中心とした出展イベントのバンコクオートサロン2024。

今回、このイベントに東南アジア向けとしてラインナップされているトヨタ新型フォーチュナー(Toyota New Fortuner)をベースにしたカスタムモデルのハイパーFコンセプト(HYPER F Concept)が世界初公開されました。

このモデルは、海外チューナーのTCD Asiaが設計した専用ボディキットが採用され、サーキット志向のエクステリアに加え、車内は2列4人乗りに仕上げられています。

早速、その過激なエクステリアをチェックしていきましょう。


トヨタ公式がカスタマイズしたフォーチュナーベースのハイパーFコンセプト

こちらが今回、タイに拠点を置くトヨタグループ傘下のTCD Asia(トヨタ・カスタマイジング&デベロップメント)が設計したフォーチュナーベースのハイパーFコンセプト。

このモデルは、外観上の変更が広範囲に渡っていて、サーキット走行にも対応できるエクステリアに仕上げられています。

フロントには巨大なグリルが設けられ、大型の吸気口、フロントスプリッター、そして通気口付きボンネットが装備されています。

こちらはリアクォータービュー。

ワイドフェンダーエクステンションやダンロップ製の大口径タイヤを装着するアフターマーケットホイール、サイドエキゾーストシステムを収納する深めのサイドスカートが採用されていますが、これがトヨタ公式のカスタムモデルとは想像できまい。

テールも同様にド派手カスタムで、巨大なリアディフューザーとフェンダー、リアスポイラーの空力エクステンションの主張が凄いこと。

インテリアまでは公開されていませんが、標準モデルのフォーチュナーだと3列7人乗りレイアウトなのが、今回のカスタムモデルでは2列4人乗りの独立したバケットシートに置き換えられています。

エンジンスペックまでは不明だが、トヨタは「高性能コンセプトカー」と説明

なお、このコンセプトモデルの開発には、日本の三井化学とAPRK Corporationがハイテク素材の一部を供給。

これには、炭素繊維強化ポリプロピレン樹脂の一種であるTAFNEX CF/PPが含まれ、その他の部品はプラスチックペレットから直接3Dプリントされています。

ハイパーFコンセプトの技術仕様の詳細は不明なので、エンジンに関しては一切記載されていませんが、TCD Asiaはこの車を「高性能コンセプトカー」と表現しているので、ワイルドな外観に見合うスペックアップが期待されます。

タイではカスタムも盛んだからこそ、人気モデルのフォーチュナーを出展

そしれにしても…フォーチュナーをここまで過激にカスタマイズしたメーカーがトヨタ公式であり、ここまで過激にローダウンサスペンションとアップグレードされたブレーキを装着してきたのは意外でしたね。

現行フォーチュナーは2015年にデビューし、2020年に初のフェイスリフト版として発表されました。

ピックアップトラックのハイラックスをベースとしたこのモデルは、三菱パジェロスポーツやいすゞMU-Xなど、ラダーフレームベースの3列SUVをライバルとして主力モデル。

フォーチュナーの最もスポーティでパワフルなグレードは、現在タイで販売されているGR SPORTグレードで、よりアグレッシブなスタンスに加え、オーストラリア仕様のハイラックスGR SPORTと同じ、排気量2.8L 直列4気筒ディーゼルターボエンジンを搭載し、最高出力224ps/最大トルク550Nmを発揮します。

2ページ目:またもトヨタ公式が、GR86をベースにGRカローラのエンジンと四輪駆動[AWD]を移植した過激モデルを開発!