スズキ・アルト/ソリオ/スイフト等「約13.8万台」に大量リコール!更に三菱の新型トライトン/アウトランダーPHEVにも累計「約7万台」のリコール

最悪の場合、走行不能となる恐れアリ

スズキの主力モデルでお馴染みとなるアルト/アルトラパン/ソリオ/スイフト/エスクード/三菱デリカD:2の6車種・計137,690台に大量リコール。

不具合内容としては、機械式自動変速機(AGS)において、オイルポンプ駆動用モータのブラシ材質が不適切なため、高温、高湿条件においてブラシが膨張し、摺動不良となるものがあるとのこと。

そのため、そのままの状態で使用を続けると、最悪の場合、ブラシが固着してモータが導通不良により作動しなくなり、警告灯が点灯するとともに変速不能及び走行不能となるおそれがあるとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故は起きていないものの、既に134件もの不具合が報告さており、市場からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数]

[スズキ・アルト]
・HBD-HA36V/HA36V-100037~HA36V-148438/平成 26 年 12 月 3 日~令和 2 年 9 月 30 日/40,847台(AGS仕様車)

・HBD-HA36V/HA36V-200002~HA36V-203085/令和 2 年 10 月 5 日~令和 3 年 7 月 27 日/2,598台(AGS仕様車)

・DBA-HA36S/HA36S-200123~HA36S-404503/平成 26 年 12 月 3 日~平成 30 年 11 月 30 日/24,448台(AGS仕様車)

・DBA-HA36S/HA36S-500035~HA36S-565506/平成 30 年 12 月 3 日~令和 2 年 10 月 7 日/6,683台(AGS仕様車)

・DBA-HA36S/HA36S-860066~HA36S-900136/平成 27 年 2 月 24 日~平成 30 年 12 月 5 日/20,716台(AGS仕様車)

・DBA-HA36S/HA36S-910020~HA36S-917978/平成 30 年 12 月 3 日~令和 2 年 9 月 30 日/2,159台(AGS仕様車)

・5BA-HA36S/HA36S-600003~HA36S-623221/令和 2 年 10 月 5 日~令和 3 年 6 月 23 日/2,203台(AGS仕様車)

・4BA-HA36S/HA36S-930001~HA36S-933261/令和 2 年 9 月 9 日~令和 3 年 6 月 22 日/591台(AGS仕様車)

[スズキ・アルトラパン]
・DBA-HE33S/HE33S-100099~HE33S-260016/平成 27 年 5 月 22 日~令和 2 年 10 月 1 日/10,710台(AGS仕様車)

[スズキ・ソリオ]
・DAA-MA46S/MA46S-100056~MA46S-153543/平成 28 年 11 月 2 日~平成 30 年 6 月 25 日/4,144台(AGS仕様車)

・DAA-MA46S/MA46S-250011~MA46S-251835/平成 30 年 7 月 2 日~令和 2 年 9 月 28 日/1,822台(AGS仕様車)

・DAA-MA46S/MA46S-600069~MA46S-656700/平成 28 年 11 月 1 日~平成 30 年 6 月 26 日/7,485台(AGS仕様車)

・DAA-MA46S/MA46S-750021~MA46S-754517/平成 30 年 7 月 2 日~令和 2 年 9 月 28 日/4,473台(AGS仕様車)

[スズキ・スイフト]
・DAA-ZC43S/ZC43S-100071~ZC43S-101895/平成 29 年 6 月 8 日~令和 2 年 4 月 1 日/1,801台(AGS仕様車)

・5AA-ZC43S/ZC43S-400001~ZC43S-400473/令和 2 年 6 月 17 日~令和 4 年 8 月 25 日/472台(AGS仕様車)

[スズキ・エスクード]
・5AA-YEH1S/TSMLYEH1S00A70013~TSMLYEH1S00C47469/令和 4 年 3 月 8 日~令和 5 年 9 月 6 日/2,048台(AGS仕様車)

[三菱デリカD:2]
・DAA-MB46S/MB46S-150001~MB46S-151598/平成 29 年 1 月 6 日~平成 30 年 6 月 25 日/1,598台(AGS仕様車)

・DAA-MB46S/MB46S-250001~MB46S-250392/平成 30 年 7 月 2 日~令和 2 年 9 月 17 日/390台(AGS仕様車)

・DAA-MB46S/MB46S-650001~MB46S-651573/平成 29 年 1 月 6 日~平成 30 年 6 月 22 日/1,573台(AGS仕様車)

・DAA-MB46S/MB46S-750002~MB46S-750942/平成 30 年 7 月 2 日~令和 2 年 9 月 23 日/929台(AGS仕様車)

改善措置としては、全車両、アクチュエータを点検し、該当アクチュエータの場合は、オイルポンプ駆動用モータを対策品に交換するリコール作業を実施するとのことです。

自身が所有する車がリコールに該当しているか否かをチェックする方法は?

今回のリコールについて、自身が所有している車が不具合等の対象になっているかどうかを確認する方法として、上の画像の車検証の車台番号記載場所をチェックし、「スズキのリコール等情報対象検索サイト」にてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。


メーター上の警告関連が保安基準を満たしていない恐れアリ

続いて、三菱の新型トライトン/アウトランダーPHEVの2車種・計35,923台に大量リコール。

不具合内容としては、コンビネーションメーターにおいて、制御プログラムが不適切なため、車両起動時または、エンジン始動時に後席用シートベルトが非着用であることを知らせる警告表示時間が、法規で定められた表示時間を満たさないことがあるとのこと。

そのため、保安基準第22条の3(座席ベルト等)に適合しないとしてリコールを届け出ています。

対象モデルをチェックしていこう!

気になる対象モデルは以下の通り。

これによる事故や不具合は起きておらず、社内調査からの情報により明らかになっています。

【リコール対象モデル一覧】
[対象型式/対象車台番号/製作期間/対象車台数]

[三菱アウトランダーPHEV]
・5LA-GN0W/GN0W-0100101~GN0W-0403425/令和3年12月10日~令和6年5月30日/34,756台

[トライトン]
・3DF-LC2T/LC2T-0000201~LC2T-0001558/令和6年1月22日~令和6年4月25日/1,167台

改善措置としては、全車両、メーターECUの制御プログラムを対策仕様に書き替え、もしくはコンビネーションメーターを対策品と交換するとのこと。

また、対策によりシートベルト警告の表示時間と警告灯の点灯条件が変わることを使用者に対し説明し、車内保管用の説明シートを配布するとのことです。

自身が所有する車がリコールに該当しているか否かをチェックする方法は?

今回のリコールについて、自身が所有している車が不具合等の対象になっているかどうかを確認する方法として、上の画像の車検証の車台番号記載場所をチェックし、「三菱のリコール等情報対象検索サイト」にてアクセスし、その車台番号を入力することで確認可能です。

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