トヨタ新型ランドクルーザー300は「無給油で400km~500km」しか走らないのはガセ?→余裕で600km以上走れる件。納車後「通算19回目」の給油へ

高速道路が中心になると無給油800kmは余裕だが、下道メインでも600km以上は余裕で走れる

2023年8月に私に納車されて、もうすぐ12か月が経過しようとしているトヨタのフルモデルチェンジ版・新型ランドクルーザー300(Toyota New Land Cruiser 300)ガソリンZX・3列7人乗り[4WD]。

今回は、本モデルの納車後「通算19回目」となる給油・燃費記録をチェックしていきたいと思います。

最近SNSにて何かと話題になっているランクル300とレクサスLX600の燃費問題。

満タン給油しての航続可能距離が300km台で、無給油で走らせても400km~500台が限界、といった投稿が見受けられますが、これはあくまでも「走る場所」「走り方」「走る時間帯」で大きく左右される部分でもあり、私の場合は住んでいる場所が田舎だからというのもありますが、「ランクル300で無給油700km以上」「LX600で無給油850km以上」走行達成できているため、結局は先ほどの条件次第だと考えています。


確かにランクル300/LX600は燃費は悪いが、どんなに燃費が悪くても500km台が最低ライン

ちなみに私のランクル300は、今回の給油記録も含めて「累計19回」給油してきましたが、基本的には航続可能距離が0kmになってから満タン給油するように心がけているため、走行距離に対しての給油回数は必要最低限となっています。

そして過去19回の給油記録の中で、最も無給油での走行距離が少なかったのが「566km」で、最も走行距離が多かったのが「731.5km」でした。

ちなみに最も走行距離が少なかったときは、本モデルが納車されてから通算2回目の給油のときで、「航続可能距離が残り0kmになってから何km走れるか?」「航続可能距離が残り0kmのときに、燃料残量は何Lなのか?」を検証するために、敢えて早いタイミングで給油したから。

ちなみに、このときの満タン法による実燃費は8.46km/Lだったため、実質的には無給油600km以上は走行可能でしたし、特に高速道路を利用することなく下道メインでの燃費でしたから、「意外とランクル300って燃費良いのね」というのが正直な感想でした。

その後、ガス欠ギリギリではあったものの、メーター上の給油後平均燃費と満タン法による実燃費との乖離が殆ど無いことが、検証並びにこれまでのデータで判明したため、ギリギリまで攻めた結果、無給油にて731.5km走行できたこともありました。

ランクル300の実燃費って実際どうなん?満タンから空になるまで何キロ走れる?ランドクルーザー300【LC300】タイムラプスلاند كروزر

上の動画は、実際に満タン給油した状態から航続可能距離が0kmになるまで走らせ、無給油で731.5km走行したときのタイムラプスとなります。

高速道路メインのLX600になると、更に燃費も伸びて無給油800km走行が可能に

ランクル300は、主に下道メインで活用することが多く、一方のレクサスLX600は高速道路中心で活用することが多いので、ランクル300との細かな燃費差の検証はできていないものの、高速道路中心であれば、LX600でも無給油850km以上走行できることは確認済(そのときの実燃費は11km/L以上)。

必ずしもランクル300/LX600が「600kmどころか、800kmも走行するなんて不可能」ということは全くなく、結局は走り方次第であり、走る場所によっては余裕で達成できました。

従って、ランクル300/LX600は全く燃費も伸びなければ、無給油で400km~500km程度しか走れないと断言するのは誤りですし、だからといってどこを走っても必ずしも無給油500km以上を達成できるというわけでもないため、この点も先ほどの通り「走る場所によりけり」なので、誤解しないでいただきたいところです。

ランクル300の給油警告ランプが点灯するタイミングをチェック!

燃費と航続可能距離の話が終わったところで、ここからはランクル300の給油警告ランプの点灯タイミングを見ていきましょう。

今回は、特に高速道路を利用せずに下道オンリーで、バイパスやマイナーロードを中心としつつ、渋滞時の街中も走行することが多かったのですが、それでも給油後平均燃費は8.4km/Lと中々に好調(エアコンもちろんフルオート稼働で、シートベンチレーションもフルオート稼働)。

そして、航続可能距離が「28km」のときに給油警告ランプが点灯しています。

参考までに、以下はこれまで給油を迎える前段階で警告ランプが点灯したタイミングとなります。

1回目給油前:納車時点で既に給油ランプ点灯

2回目給油前:航続可能距離が「33km」で給油警告灯点灯

3回目給油前:航続可能距離が「19km」で給油警告灯点灯

4回目給油前:航続可能距離が「23km」で給油警告灯点灯

5回目給油前:航続可能距離が「23km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費8.0km/L)

6回目給油前:航続可能距離が「25km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費8.9km/L)

7回目給油前:航続可能距離が「30km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費9.4km/L)

8回目給油前:航続可能距離が「29km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費8.2km/L)

9回目給油前:航続可能距離が「29km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費8.1km/L)

10回目給油前:航続可能距離が「31km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費8.0km/L)

11回目給油前:航続可能距離が「43km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費8.3km/L)

12回目給油前:航続可能距離が「27km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費7.0km/L)

13回目給油前:航続可能距離が「27km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費7.5km/L)

14回目給油前:航続可能距離が「28km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費8.0km/L)

15回目給油前:航続可能距離が「28km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費9.1km/L)

16回目給油前:航続可能距離が「24km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費8.5km/L)

17回目給油前:航続可能距離が「25km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費8.1km/L)

18回目給油前:航続可能距離が「33km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費8.9km/L)

[NEW]19回目給油前:航続可能距離が「28km」で給油警告灯点灯(給油後平均燃費8.4km/L)

燃料が残り何Lで給油警告ランプが点灯する?

参考までに、トヨタ公式ホームページの取扱説明書を見ていくと、「燃料の残量が約12L以下になった」場合に給油警告ランプが点灯するとのことで、仮にランドクルーザー300の街乗り燃費が約8.4km/Lだった場合、「8.4km/L × 12L = 100km」は走行できるということになります。

先程の給油ランプが点灯したタイミングで「28km」だったので、仮に航続距離が0kmになったとしても「100km - 28km = 72km」は走行できる計算になります。

2ページ目:真夏の下道オンリー&エアコンフル稼働で無給油何km走れる?