アキュラ(ホンダ)がNSXやアストンマーティンからインスピレーションを受けた新型パフォーマンスEVコンセプトを発表!ロンドンにて、フェラーリやランボルギーニ等60台のスーパーカーたちを押収

アキュラがパフォーマンス重視のピュアEVクロスオーバーを2025年に市販化するようだ

ホンダのアメリカ専売ブランドとなるアキュラが、2025年にデビュー予定となっているフラッグシップEVクロスオーバーのコンセプトカーを世界初公開しました。

今回発表されたのは、パフォーマンスEV(Acura New Performance EV)と呼ばれるコンセプトモデルで、アメリカ・オハイオ州にて生産される次期クーペSUVであることが明らかになりました。

アキュラは今後、100%電気自動車の拡充を目指していて、その記念すべきモデルとしてフラッグシップEVクロスオーバーを先行にて発表しています。


GMと提携せずにアキュラオリジナルのプラットフォームとバッテリーやモーターを採用

こちらが今回発表された、アキュラが2025年に市販化予定としている新型パフォーマンスEVコンセプト。

量産モデルは更にトーンダウンすることが予想されますが、ゼネラルモーターズ(GM)との共同開発モデルではなく、全く新しいアキュラオリジナルのプラットフォームを採用したピュアEVクロスオーバーとなります。

「パフォーマンスEV」と聞くと、リビアンやテスラなどの実用的なピュアEVよりも、どちらかというとリマックのようなハイパフォーマンス志向のEVをイメージしそうなところで、足もとにもミシュラン製タイヤを装着することで走行性能はかなり高そうにも見えます。

ちなみに足元のタイヤサイズは「295/35R23インチ」と極太仕様で、23インチアルミホイール意匠もかなり独特。

NSXやアストンマーティンからインスピレーションを受けたデザイン

アキュラによると、フロントエンドは水中翼船スーパーヨットからインスピレーションを受けているそうで、リアクォーターはNSXからインスピレーションを受けているとのこと。

また角度によっては、リアエンドはホンダの将来のF1パートナーであるアストンマーティンから大きなインスピレーションを受けているように見えます。

理由は不明ですが、このモデルはピュアEVでありながらもダクト付きのボンネットが採用されており、側面にもダクトが設けられているのを見ると、空力・空冷にもかなり力を入れたモデルである可能性が高そう。

ブレーキキャリパーの配色にも特別な意味が込められている

こちらはサイドビュー。

伸びやかなクーペSUVといった印象で、走りにも期待できそうなスタイリング。

アキュラによれば、本モデルはパフォーマンス面を全面的に重視しているそうで、ムーンリットホワイトとネオングリーンでペイントされ、更に”ACURA”ロゴ付き大型4ピストンキャリパーを採用。

このグリーンの文字は、2023年のモントレーカーウィークで発表されたアキュラ・エレクトリック・ビジョン・デザインとを結び付けるために採用しているそうです。

今回のモデルについて、アキュラのグローバル販売担当副社長のマイク・ランゲル氏によれば「発売されたばかりの2024年式アキュラZDXをベースに、次期ピュアEVクロスオーバーは電動化された未来においてアキュラの顧客に爽快なドライビング体験を提供することに引き続き注力していきます」と説明。

なお本モデルは、2024年8月16日より開催されるモータースポーツ・ギャザリング「ザ・クエイル」で実車が世界初公開され、ペブルビーチ・コンクール・デレガンスのコンセプトローンでも実車展示される予定です。

2ページ目:スーパーカーの聖地であるイギリス・ロンドンにて、60台以上ものフェラーリやランボルギーニ達が押収される事態に!