1か月以上ホンダ新型フリードに乗ってからトヨタ現行シエンタについて考えてみる。やはりシエンタは「かゆい所に手が届き、細かいところで配慮が行き届いている」
改めて現行シエンタは更に良くできた車だと気づかされる
2024年6月に私に納車されて1か月以上が経過する、ホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリード e:HEVクロスター(Honda New FREED e:HEV CROSSTAR, GT6)3列6人乗り[2WD]。
今回は、本モデルが納車されて1か月経過した上で、改めて以前私が所有していた競合モデルのトヨタ現行シエンタ(Toyota New Sienta)ハイブリッドZ・2列5人乗り[2WD]についてインプレッションしていきたいと思います。
シートレイアウトが異なる関係で、全く同じ比較はできないものの、それ以外のポイントで比較できればと思います。
何気に便利だったセンターシフト隣のフリーポケット
フリードを1か月以上乗り続けた上で、改めてシエンタの良さに気付いたのが、センターシフトの左隣にあるフリーポケット。
いわゆるスマホなどの仮置きスペースなのですが、フリードではこういった何気ないポケットが存在しません(このエリアにはエアコンの操作スイッチ系が集約されている)。
おそらくトヨタとしては、「こうしたエリアにスマホを仮置きできるスペースと、充電用のUSBがあった方が便利なのでは?」という考えから、その奥にUSBの充電ポートと入力用のポートをそれぞれ設けたのではないかと推測しますが、こうした人間工学に則ったレイアウトは素晴らしく、シエンタを所有していたからこそ、現在所有しているフリードにフリーポケットを求めてしまうのかもしれません。
ちなみに、フリードのセンターシフト周りはこんな感じ。
両車ともウォークスルーを採用しているため、できるだけシフト周りが出っ張らないように作られているのはお見事。
あとは、何れも運転席 ⇔ 助手席へ、運転席(助手席) ⇔ 後席へといった車内移動ができる造りになっているのも魅力的ですし、こうしたウォークスルーのおかげで片方が出られない駐車場でも大活躍しています。
画面を切り替えなくても連動型ブレーキランプが確認できる
続いては、上の画像の白矢印にある通り、ブレーキランプが連動してメーター内で点灯するということ。
この機能は、前方車両との車間距離を自動で調整してくれるプロアクティブドライビングアシスト[PDA]や、レーダークルーズコントロールでの速度・車間調整など、自車がどのような挙動を行っているのかを可視化したもので、最近のトヨタの新車・新型車では標準的に採用されるようになりました。
フリードでもブレーキランプは確認できるが、他の情報が確認できない
なおフリードでもブレーキランプの可視化は可能ですが、上の画像の通り、メーターレイアウトを切り替える必要があるのと、この状態だと航続可能距離や燃費、走行距離などの基本的な情報が全く確認できないため、使い勝手としては決して宜しくないんですね。
航続可能距離や燃費情報を掲載するだけの余白は十分残っていると思いますし、何よりもTripメーターやODOメーターが表示されないメーターってそもそも大丈夫なの?というのが正直なところです。