遂にGRカローラの中古車相場が新車価格を下回る!相場崩壊は今後続きそう? オーナーのGRカローラを販売店側が勝手に「MT練習用」に利用していた?として晒される

マイチェン版・新型 GRカローラが発表されたこともあって、現行モデルの相場も下落傾向に?

トヨタの新世代ホットハッチモデルとなる新型 GRカローラ(Toyota New GR Corolla)。

カローラシリーズのハイパフォーマンスモデルとしてラインナップされ、一部の市場では台数限定で販売され、更には中古車市場や正規ディーラーでの新古車では「新車価格よりも高額値」で取引されることがほとんどでした。

しかしながら、そんなGRカローラもマイナーチェンジを迎えることとなり、2022年に発売されてから2年近く経過したからなのか、遂にアメリカでは「現行モデルが新車価格よりも安く」取引されていることが明らかとなりました。


アメリカでは3例目となる「新車価格を下回る」GRカローラの中古車両

こちらが今回、アメリカ・バージニア州スタンレータウンのネルソン・トヨタにて販売されている現行モデルのGRカローラ・サーキットエディション(Circuit Edition)の中古車両。

新車での販売価格は46,619ドル(日本円に換算して約682万円)ですが、こちらで販売されているのは2,000ドル安い44,619ドル(日本円に換算して約652万円)。

実はアメリカでは、新車価格よりも安く販売される例は今回で3回目。

こちらが、先ほどのGRカローラ・サーキットのオプション付きリストになりますが、本モデルが掲載されてから2週間近くが経過するものの、「新車価格よりも安価」でありながらも問合せは全く無いとのこと。

サーキットエディションは、リミテッドスリップディファレンシャル(LSD)やヒーターエレメントなど、普段使いする上での実用的な装備が充実したグレードになりますが、それでも5ドアハッチバックに44,619ドルを支払うのは相当なスポーツカー好きじゃないと難しそう。

なお、こちらの車両を販売する正規ディーラーのネルソン・トヨタでは、可能な限り利益を確保するために「ALL Weather Floor/Cargo Liner(289ドル)」「First Aid Kit(25ドル)」「Phone Cable – Smart USB(70ドル)」といったオプションも強制的にセット装備するようです。

ボディカラーも、ブラックやマットグレーといったユニークなカラーが存在するなかでホワイトに設定され、パワートレインは排気量1.6L 直列3気筒ターボエンジンを搭載し、最高出力300hp/最大トルク370Nmを発揮。

トランスミッションは6速MTのみで、駆動方式は四輪駆動[GR-Four]、足もとのホイールは18インチの10スポークタイプのグロスブラック仕上げで、タイヤサイズは235/40R18インチとなるミシュラン製パイロットスポーツ4を装着しています。

現時点でこの車両が売れるかどうかは不明ですが、既にマイナーチェンジモデルも発表されたため、今後もマイチェン前のモデルが次々中古車市場にて販売されることになりそうですが、特別仕様車のMORIZO Editionでない限り新車価格を超えることは難しいかもしれませんね。

2ページ目:販売店のスタッフが、顧客のGRカローラを「MT練習用」として無断で走らせていた?