トヨタ新型 ランドクルーザー300/レクサスLX600にサービスキャンペーン!アクセル全開付近で仕様のエンジン出力が得られない模様。リコールや改善対策も含めると「5件目」に
ランクル300とLX600のリコールや改善対策、サービスキャンペーンが多い気もするが…
トヨタ新型 ランドクルーザー300(Toyota New Land Crusier 300)とレクサスLX600の2車種にサービスキャンペーン。
不具合内容としては、エンジンコントロールコンピューターにおいて、制御プログラムの検討時に、冷却ファンの作動によるエンジン出力への影響を考慮できていなかったため、アクセル全開付近で仕様通りのエンジン出力がでないとのことでサービスキャンペーンを届け出ています(※)。
※エンジン出力への影響はわずかであり、車は問題なく乗ることが可能
ちなみに作業内容としては、エンジンコントロールコンピューターのプログラムを修正するとのことで、作業時間はプログラム修正に約45分~1時間ほどかかるそうです。
そもそもリコール/改善対策/サービスキャンペーンの違いとは?
ちなみに、今回のサービスキャンペーン含めて、そもそもリコールや改善対策との違いって何なのかをおさらいしていきましょう。
リコールとは・・・自動車が道路運送車両の保安基準に適合しなくなるおそれがある状態、又は適合していない状態で、原因が設計又は製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理
改善対策とは・・・自動車が保安基準に不適合状態ではないが、安全上又は公害防止上放置できなくなるおそれがあり、原因が設計又は製作の過程にある場合に、その旨を国土交通省に届け出て、ご使用のお客様にご連絡して無料で修理
サービスキャンペーンとは・・・リコールや改善対策に該当しないもので、商品性の改善等のために、国土交通省に通知し、サービスキャンペーンを実施しています。 お客様にご連絡するか、トヨタ販売店へご来店時にお知らせして点検・修理
以上の通りとなります。
少し分かりづらいかもしれないのですが、リコールの場合は、エンジン火災や走行不能、装着物が落下するなど、走行時などに大事故が起きる危険性の高い不具合が主になるため、改善対策やサービスキャンペーンによりも責任は重大。
なかには、保安基準不適合となる仕様もあるため、そもそも公道走行が許されないようなものも。
一方でサービスキャンペーンは、リコールや改善対策のように強制的に受けるものではなく、あくまでも商品力を改善させるものであり、任意でのサービスでもあるため、特に改善措置を施さなくとも公道走行が可能というレベル。
そう考えると、重要レベルとしては「リコール>改善対策>サービスキャンペーン」という順序になるかと思いますが、今回のランクル300やLX600のサービスキャンペーンは初めて。
今回のサービスキャンペーンで、加速性能の変化が見られる可能性も?
ちなみに前回のブログでも紹介しましたが、同じ排気量3.5L V型6気筒ツインターボエンジンを搭載するランクル300とLX600にて、0-100km/h加速時間を検証してみたところ、前者が7.14秒/後者が7.5秒という結果に。
車体重量が90kg重いLX600の方が、「0.36秒」遅かったことが明らかとなりましたが、今回のサービスキャンペーンによって、再び結果が変化するのであれば検証する価値はありそうですね。
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