まさかのRC Fが受注停止に?RC300/RC300h/RC350はどうなる?レクサスが2024年9月13日時点での最新工場出荷目途を更新

次々と受注一旦停止になっているレクサスのラインナップモデル

前回のブログにて、2024年9月6日時点でのレクサスの最新工場出荷目途を公開し、その際にフラッグシップセダンLS500/LS500hのの出荷目途が「詳しくは販売店にお問い合わせください」に切り替わったことから、生産調整を絡めた受注一旦停止に。

そして今回、レクサス公式による2024年9月13日時点での最新工場出荷目途が更新されたわけですが、遂にハイパフォーマンスモデルとなるRC Fの出荷目途が「詳しくは販売店にお問い合わせください」に切り替わっていることが明らかとなりました。


今回の受注停止でRC Fはどうなる?

2014年10月、RCシリーズと共に発表・発売されたハイパフォーマンスモデルのRC F。

IS FやLC500, IS500 F SPORT Performanceと同じ排気量5.0L V型8気筒自然吸気エンジンを搭載する絶滅危惧種のピュアスポーツモデルですが、よくよく考えてみると、本モデルが登場してもうすぐ10年が経過するものの、一度もフルモデルチェンジしていないんですね。

RC Fが新世代ナビ含むインフォテイメントシステムの刷新は考えづらい

2019年5月には、初のマイナーチェンジによりヘッドライト意匠が変更されるも、基本的な性能は大きく変化していないため、2024年9月時点でレクサスがラインナップするモデルのなかでは、ISシリーズに続いて古いプラットフォームとインフォテイメントシステムを継続して採用しています。

そんなRC Fですが、今回の工場出荷目途より「詳しくは販売店にお問い合わせください」へと切り替わったということは、すくなからず一部改良による商品力向上が期待されるところ。

ただ、マイナーチェンジやフルモデルチェンジの噂は今のところ一切ないですし、だからといって一部改良程度でインフォテイメントシステムを変更できるほどの予算は無いと思いますし、ニッチな市場でのラインナップモデルとなるため、開発費を回収できるほどの販売も期待できないのが正直なところ。

IS500やLC500が存在する今、無理してまで延命するほどでもないとは思うが…

そう考えると、法規制対応やボディカラー or インテリアカラーの見直し、特別仕様車の追加などが妥当なところだと思いますが、仮に一部改良で食いつなぐとして、そこまで延命する必要性があるのだろうか?といった疑問も少なからずあると思います。

RC300/RC300h/RC350は今のところ変化無し

続いては、RC Fのベースとして販売されている2ドアスポーツクーペのRC300/RC300h/RC350。

こちらも、ISシリーズ同様に旧世代のFRプラットフォームやインフォテイメントシステムを継続しているモデルで、大幅マイナーチェンジやインフォテイメントシステムをアップデートするなどの動きは無し。

2024年9月13日時点では、工場出荷目途に大きな変化は無く、おそらくこのまま販売を継続するものと予想されますが、もしかすると後追いもしくはタイミングをズラして受注一旦停止となる可能性も考えられそう。

RCもISと同じでグレード整理される可能性も?

ちなみにRCシリーズのパワートレインは、基本的にISシリーズと同じになるわけですが、2025年モデルでビッグマイナーチェンジが噂されている新型ISでは、直4ターボのIS300とV6 NAのIS350が廃止となり、ハイブリッドモデルのIS300hとV8 NAのIS500が延命するとの情報も。

そう考えると、RCシリーズも将来的にRC300/RX350が廃止となり、RX300hとRC Fが延命する?という見方も出来そうですが、現時点ではこういった噂やリーク情報などもないため、何ともモヤモヤするところです。

2ページ目:レクサスが更新している2024年9月13日時点で最新工場出荷目途は?