(2025年)一部改良版・トヨタ新型カローラセダンが北米にて発売！スポーティなリアウィングやローダウンスプリング付の特別仕様車FXスペシャルエディションも追加
アメリカ市場向けのカローラは「GR風のデザイン」でカッコいい
トヨタの主力モデルであり、長年愛され続けているカローラシリーズ。
今回、アメリカ市場向けとして2025年モデルの一部改良版・新型カローラセダン(Toyota New Corolla Sedan)が発表・発売されました。
日本市場向けとは異なり、フロントバンパーやフロントグリル意匠が異なるカローラセダンですが、特に大口化しているフロントグリルは「GRっぽい顔つき」でカッコ良く、日本向けには無い特別感が演出されています。
2025年モデルの大きな変更・改良は少ないが、特別仕様車FXスペシャルエディションが追加
こちらが今回、アメリカ市場向けとして発売された2025年モデルのカローラセダン。
今回の一部改良では、特別仕様車となるFXスペシャルエディションが設定され、専用のリアスポイラーやローダウンスプリング、更には18インチの専用アルミホイールが設定されるなど、従来のグレードに比べてアクティブな仕上がりになっています。
一方でスタンダードなグレードに関しては、大きな変更・改良は特にないものの、材料費や物流費の高騰により車両本体価格が値上げするため、「お得なカローラ」というイメージが若干薄れてしまっているのが残念なところ。
ただその分、予防安全装備はかなり優れた内容になっていて、エントリーグレード含めてステアリングアシスト付のレーンディパーチャーアラートや、プロアクティブドライビングアシストを含むToyota Safety Sense 3.0が標準装備。
更に足元のアルミホイールも16インチが標準装備されます。
カローラセダンのパワートレインは、排気量2.0L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載し、最高出力169hp／最大トルク205Nmを発揮、トランスミッションはCVTのみの設定となり、駆動方式は前輪駆動[2WD]のみの設定となります。
グレード構成としては、エントリーグレードLE／中間グレードSE／上位グレードXSE、そして特別仕様車FXスペシャルエディションの全4グレードを展開。
インテリアも2024年モデルから引き継がれる
SEグレードでは、メーカーオプションとして10.5インチディスプレイオーディオが設定可能で、運転席のみ電動パワーシートや改良型のフロントグリルと2トーンカラーなど、より商品力を向上させています。
メーターデザインも、トヨタお得意の7インチ液晶＋LCDのハイブリッドメーターが搭載されていますが、上位グレードでは12.3インチフル液晶は設定されないようですね。
ステアリングホイールや多機能スイッチ類はカローラシリーズ共通。
センターシフトはストレート式で、質感を向上させるためにシフトブーツを設定。
基本的にはハードプラスチックが多めですが、ちょっとしたアクセントとしてピアノ調ブラックのオーナメントパネルも追加されています。
シート表皮はグレードによって異なりますが、上位グレードになると本革×ファブリックのコンビシートに。
運転席側は電動パワーシートを採用するものもありますが、基本的に助手席側は手動調整式になります。
後席はこんな感じ。
後席用のUSB Type-Cポートが2口設けられ、天井のルームランプは非LEDが設定されています。
そして意外だったのは、日本ではまず設定されない9スピーカー付きのJBLプレミアムサラウンドシステムがカローラに搭載されていること。
これはアメリカ市場のニーズに合わせてだと思いますが、何れ日本でも上位グレードもしくは特別仕様車に設定してほしいところです。