テスラが「ハンドルもペダルも無い自動運転のロボタクシー」こと新型サイバーキャブを世界初公開!2026年に生産開始と明言し、価格は3万ドル以下

(続き)テスラの新世代ロボタクシー「サイバーキャブ」をチェック!

引き続き、テスラ新型サイバーキャブをチェックしていきましょう。

内装の一部はモデル3/モデルYからの流用?

これも驚きなのは、サイバーキャブには「ハンドルやペダル関係のパーツが一切搭載されていない」ということ。

もちろん、これは現地規制当局の承認を得なければ、製造及び顧客に販売することはできないため、かなりハードルの高いモデルだとは思いますが、これが実現したらある意味で画期的。

画像でも確認できる通り、内装は極めてシンプルで、2人掛けのシートとモデル3/モデルYからそのまま流用しているかのような巨大なセンターディスプレイを搭載しています。

車内は必要最小限のスペースといった印象で、足もとや天井もそこまで余裕がある感じには見えないのですが、あくまでも簡単に移動するためのツールと割り切っているのかもしれませんね。


ドア開閉はまさかのバタフライドア

そしてこれも驚きだったのが、ドア開閉はマクラーレンやBMW i8と同じバタフライドアを採用していること。

乗り降り性を考慮する以前に、サイドのスペースを大きく要する実用性の低いドア開閉ですが、競合他車との差別化や”目立つ要素”を取り入れているのか…この点はまだ何とも言えないところですし、将来的な量産モデルでは横開きになる可能性も考えられそう。

足もとを見ていくと、ホイールには大きなエアロカバーのようなものが確認できますが、これも走行距離を伸ばすための技術の一つだと思われますが、あくまでプロトタイプモデルでのみ装着されたものなのか、量産仕様でも採用されるかまでは不明。

あとは100%自動運転車両になるため、ドライバーが視認性を考慮する必要もなく、ドアミラーやリアウィンドウの設定は無し。

充電方法はワイヤレスタイプの誘導充電

この他の特徴として充電方法も挙げられ、一般的な端子にケーブル付のプラグを挿し込むタイプではなく、物理的な充電プラグなどを必要としない誘導充電が搭載されるとのこと。

この他テスラは、一度に大量の人を自動運転で運ぶことを目的とした「ロボバン(Robovan)と呼ばれる電動バン型のピープルムーバーも披露。

このバンの仕様は今のところ不明ですが、一度に10人以上を乗せることができるそうで、しかしサイバーキャブのように商用だけでなく一般向けにも販売されるかまでは不明とのこと。

まずはモデル3/モデルYを使っての自動運転サービスを実施?

テスラは2025年より、モデル3とモデルYを使って、アメリカ・カリフォルニア州とテキサス州にて100%自動運転のサービスを開始する予定とのことですが、先程もお伝えした通り、サイバーキャブが公道を走れるのは2026年以降。

常に時代を先行するテスラですが、今回のロボタクシーのビジネスが吉と出るのか凶と出るのか、そして個人的に気になっている新世代ハイパーカーのロードスターⅡはどうなっているのか?こちらの進捗状況も今回のプレカンファレンスにて発表してほしかったところです。

1ページ目:デザインベースはサイバートラックをモチーフにしている?

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Reference:CARSCOOPS