(2025年)一部改良版・レクサス新型LX600/LX700hについて現行オーナーが気になるポイントは?「ステアリングヒータースイッチが無い」「F SPORTの設定は?」等

今回のLXの一部改良は気になるポイントが多すぎる

2024年10月10日、レクサスがフルモデルチェンジ後”初”となる一部改良版・新型LX600/LX700hを発表し、2024年末より順次販売開始されることを明らかにしました。

一部改良どころか、ビッグマイナーチェンジ級の改良が施されるLXですが、改めて本モデルの改良・変更内容をチェックしてみて、現時点での気になる・疑問に思うポイントなどを見ていきたいと思います。

おそらく多くの方が気になっているであろう、「あのグレード」についてもピックアップしていきましょう。


HDMI端子がフロントへ!USBポートも変更

まずはフロントインパネに設けられているHDMI端子とUSBポートについて。

今回の一部改良では、上の画像のフロントインパネの赤丸部分にある通り、HDMI端子が新たに設けられ、更に黄色矢印の通り入力用のUSBポートがType-A → Type-Cに変更されているのが確認できますね。

ちなみに現行LX600は、上の画像の赤四角に有る通り、HDMI端子は設けられておらず、入力用のUSBポートもType-Aとなっています。

現行LX600では、HDMI端子は後席用のコンソールボックス裏手に搭載されているため、一部改良でフロントに移設したのか、それとも増設したのか…この点は実車を見ながらインプレッションしていきたいところ。

えっ、ステアリングヒーターは廃止?

続いて、フロントインパネ周りでもう一つ気になったのが「ステアリングヒーターの物理スイッチが無い」ということ。

一部改良では、上の画像の赤丸の通り、助手席側にLexus Teammate・アドバンストパークスイッチが設けられていますが、一方の赤矢印には、ステアリングヒータースイッチが設けられていません。

ちなみにこちらが、現行LX600の運転席側にあるステアリングヒータースイッチ。

現行では全グレードにおいてステアリングヒーターが標準装備されていますが、一部改良では一部グレードに設定されないのか、それとも別のところにステアリングヒータースイッチを移設したのか…(地域によって装備有無の違い、もしくはメーカーオプション扱いならば致し方ないとは思いますが)

実際に所有するオーナーとしては、シートヒーター/シートベンチレーションの物理スイッチ近くに配備するのは大賛成なので、ここから移設もしくは廃止は改悪でしかありません。

12.3インチフル液晶メーターのレイアウトについて

続いては、今回の一部改良で12.3インチフル液晶メーターが標準装備されるとのことですが、個人的に気になっていた水温計や油圧計、バッテリー(電圧計)といった計器類が継続して採用されているのは魅力的ではあるものの、ユーザーによっては「ランクルやLXこそアナログメーターを継続してほしい」という意見もありそうなところ。

どのような経緯で12.3インチフル液晶メーターを採用することになったのか、アナログが廃止になった理由は何なのか(単純にコストカット?)は気になります。

ちなみにこちらが、現行LX600の8インチTFTマルチカラー液晶メーター+アナログメーターのハイブリッド。

現行LX600は、新世代コネクティッドナビを搭載しているにも関わらず、メーターデザインは旧世代を採用した中途半端な仕様となっていますが、アナログメーターが採用されたのは個人的に高く評価していました。

あとは12.3インチフル液晶メーター化したことで、見やすさやフレキシブル性、実用性はあるのか?なども評価できれば良いのですが…

ちなみにこちらは、モード切り替え時のアニメーション。

新型GX500h/GX550同様に、より立体感や臨場感を演出したアニメーションに変更されたのはグッドですし、12.3インチフル液晶メーターを採用したからこそ実現できたアニメーションだと思います。

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