そろそろシートヒーターやステアリングヒーターが活躍する時期だな。トヨタ新型アルファードの運転席のシートヒーターは「ヌルメ」で微妙?

外気温も10度以下と低くなり、そろそろ「あの機能」を活用するときが来た

2024年1月に私に納車されて9か月以上が経過した、トヨタのフルモデルチェンジ版・新型アルファード (Toyota New ALPHARD, 40系)ガソリンZ・3列7人乗り[2WD]。

季節もそろそろ冬に突入しようとしていて(秋はほぼ飛ばし気味?)、暖房やシートヒーター、ステアリングヒーターが恋しくなる時期でもありますが、今回はそういった快適装備をインプレッションしていこうと思います。

この他にも、予防安全装備・ドライビングサポートToyota Safety Sense+3.0の精度や各種機能についても評価していきたいと思います。


アルファードのシートヒーター/ステアリングヒーターの満足度は?

まずはアルファードのシートヒーターやステアリングヒーターからインプレッションしていきましょう。

アルファード・ガソリンZでは、運転席・助手席・2列目キャプテンシートにシートヒーター/シートベンチレーションが3段階調整で備わっており、運転席・助手席はAUTOモードでの設定も可能。

ステアリングヒーターに関しては、2段階調整で設定することが可能で、シートヒーター同様にAUTOモードに設定することも可能なのですが、私の場合は、まずシートヒーター/ステアリングヒーター共にAUTOにしてから、ある程度温まったところで任意で強弱設定するようなイメージ。

AUTOモードはすぐに”弱レベル”以下の設定になってしまう

なおAUTOモードに関しては、シートヒーターやステアリングヒーター共に”強レベル”まで暖かくなるのではなく、徐々に暖かくなるイメージですが、30分ほど経過するとレベル1もしくはOFFレベルに落ち着くので、「最初から強めが良い」という方はレベルMAXにすることをおススメします。

運転席のシートヒーターは”レベルMAX”でも「ヌルイ」

っというのも、アルファードの場合は、なぜかシートヒーターはレベルMAXでも「熱め」ではなく「ヌルイ」ので、助手席や2列目キャプテンシートに比べると体感的に弱く感じるんですね。

ドライバーという立場上、暖かすぎて運転に支障を来す恐れがあるからなのかは不明ですが、「トヨタも余計なことしてくれたな…」というのが正直な感想です。

一方のステアリングヒーターは、適度な暖かさでステアリング径全体が暖かくなるので快適ですが、こちらもAUTOモードだとすぐに暖かさが薄れてしまうので、冷え性の方はレベル1もしくは2に固定した方がオススメです。

相変らずトヨタの予防安全装備Toyota Safety Senseは優秀

続いては、アルファードの予防安全装備Toyota Safety Sense+3.0について。

ここ最近は高速道路を活用することが多く、ホンダや日産、三菱、トヨタ(レクサス)のレーダークルーズコントロール/アダプティブクルーズコントロール[ACC]を利用しては比較するのですが、その中でダントツで精度が高いのはトヨタの新世代TSS+3.0。

定速による高速巡航はもちろんのこと、下り坂での速度調整、更には前方車両との車間&速度調整においては、最もナチュラルでギクシャクの少ない走りなので、「自分で運転するよりも優秀なのではないか?」と思ってしまうほど。

特にアルファードの場合は、多段ATではなくSuper CVT-i(自動無段変速機)なので、いわゆる速度調整時のシフト変換やショックが感じられず、シームレスに減速していくので車内も快適。

これが多段ATだったりすると、80km/h付近でシフトの上げ下げが起きるような微妙な境目があるため、そのときの僅かなショックが揺れの原因となって不快に感じることもあるので、そういったショックの無いCVTとクルーズコントロールとの相性は抜群。

予防安全装備やドライビングサポートに関しては、日産のプロパイロット(ProPilot)も優秀だとは思いますが、個人的には加速から減速までの日常的なドライビングサポートを「人間以上にデリケートに調整してくれる」のはトヨタだけだと思っていて、その中でもアルファードの精度は絶妙だと考えています。

2ページ目:デジタルインナーミラーとガラス越しの距離感に違いがある?やっぱりパドルシフトは欲しい?

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