2年ぶりに受注再開した日産の新型フェアレディZ (RZ34)の売行きは好調なのか?実際に販売店にて確認してみたら思いもよらぬ結果に!

新型フェアレディZ (RZ34)の受注再開を待ちわびた人も多いとは思うが、ちょっと意外な展開に?

2024年11月8日に発表/同月下旬に受注再開/2025年2月に発売される、2025年モデルの一部改良版・日産の新型フェアレディZ (Nissan New Fairlady Z, RZ34)。

2022年7月末にビッグマイナーチェンジ版として発売されるも、1か月足らずで受注停止となってしまいましたが、この度、約2年4か月ぶりの受注再開を果たします。

そんなフェアレディZ (RZ34)の受注再開を待ちわびた方も少なくないと思いますが、私がいつもお世話になっている日産ディーラーでも、実際にどれだけの問合せや申込、商談があるのか取材させていただくことに。


販売店によってMY25モデルは抽選だったり先着だったりとバラバラ

そもそも今回のMY25モデルとなるフェアレディZ (RZ34)は、従来通り先着順での販売となるのか、それとも販売店独自の抽選販売となるのかが気になるところだと思います。

MY25モデルは、上期と下期にて販売台数や販売条件が異なり、上期分は標準車が3,100台、試乗車・展示車といったデモカー枠が500台、そしてハイパフォーマンスモデルのNISMOが500台という振り分けです。

これら累計4,100台分は、全国に振り分けられる上期分の台数になるため、地方等の販売エリアによっては「10台程度」しか振り分けられないところもあるため、ある意味で競争率はかなり激しくなると予想されます。

私がお世話になっている販売チャネルでは「販売店独自の抽選販売」

ちなみに私がいつもお世話になっている日産ディーラーに取材させていただいたところ、私が住んでいる地方では20台未満と非常に少なく、上期分に関しては日産公式プレスリリースにもある通り、「ミッドナイトパープル」「432オレンジ」「ステルスグレー×スーパーブラックルーフ2トーン」は選択不可になっています。

そして私がお世話になっている販売チャネルでは、先着ではなく販売店独自の抽選にて申込を受付け、当選された方から順次商談 → 購入・契約という流れになるため、本当に欲しい方が購入できるかどうかは不明。

新規&業販への販売は禁止

しかも、新規でのお客さん(既存顧客からの紹介はOK)や、〇〇モータースといった業販向けには一切販売禁止となっているそうで、この点は賛否が大きく分かれるところだと思いますが、転売や輸出などを避ける意味では「販売店側」としては致し方ない判断なのかもしれません。

申込の割合としては8割程度で埋まっていない模様

抽選申込以前から、既にハードルが高過ぎる新型フェアレディZ (RZ34)ですが、本モデルの申込状況を確認してみたところ、「与えられた枠に対して8割程度埋まっている」状態だそうで、この調子だと抽選する必要性はないとのこと。

2ページ目:なぜ標準車の抽選枠が埋まらないのか?そこには意外な理由があった