ホンダ新型フリード e:HEV CROSSTAR (GT6)が納車されて5か月が経過!ペダルポジションやシートの座り心地など、細かなポイントの評価は?
(続き)ホンダ新型フリードが納車されて5か月経過してのインプレッション
引き続き、ホンダ新型フリード e:HEV CROSSTAR (GT6)が納車されて5か月経過してのインプレッション内容をまとめていきましょう。
ステアリングフィールで少々気になることも
続いて、フリードのステアリングフィールについても評価していきましょう。
・ステアリングは軽めなので特に疲れなどは感じにくい
・走行時のステアリングの微調整が少ないため快適
・白線に近づき過ぎていないにも関わらず、レーンキープアシストシステム[LKAS]が過剰に反応してしまい、ステアリングの介入及び振動が多くストレスにもなる(車両設定で感度を「弱め」に設定しておくと、ある程度の介入や振動は抑えられる)
・振動が伝わりやすい路面や、高速道路走行時にステアリングから伝わってくる振動は、競合トヨタ・シエンタに比べると抑えられている印象
・最小回転半径は5.2mとコンパクトだが、ステアリングを左右の何れかに全切りしたときのフィーリングは小さく感じられる(もう少しステアリングを切りたいと思うことが多々ある)
※競合シエンタの最小回転半径は5.0m
以上の通りとなりますが、コンパクトなボディと積載性が高い上に小回りが利くという点は間違いなく高評価ではあるものの、狭い駐車場でステアリングを全切りしてバック駐車する際、「シエンタではあともう少し切れてたのにな…」と思うことがあったため、本当に微々たる差ではあるのですが、この微々たる差でフリードが負けてしまっているのは勿体なく感じるところです。
エアコンオートにするとシートヒーターも連動する仕組みになっているが…
続いてシートヒーターとエアコン(暖房)についても評価していきましょう。
・シートヒーターは3段階に調整することができ、レベル2でも十分な暖かさ
・エアコンをオート(AUTO)にすると、シートヒーターも連動してONになる(レベルもそのときの気温によって調整してくれるのは便利)
・AUTOエアコンをOFFにしてしまうと、シートヒーターも連動してOFFになってしまうため、別途シートヒーターを再度ONしなければならないのはちょっと面倒
・ECONモードがONになっているとエアコンの効きは弱く感じ、ECONモードをOFFにするとエアコンの効きが強く感じられるなど、違いが明確なので事前に把握しておくと良いかも
以上の通りとなります。
以上が、新型フリードが納車されて5か月経過してのインプレッション内容となります。
あくまでも個人的な細かいポイントでの評価となりますが、総じて満足度が高いことは間違いなく、商品力としても高いものの、ハンドルを全切りしたときの小回りや、予防安全装備Honda SENSINGの介入具合など、もう少し踏み込んだところにおいては競合シエンタに負けてしまっているのはちょっと残念に思うところ。
ただそれ以外の快適性という点では、フリードに軍配が上がっているため、総合的な完成度としては十分に高いのではないかと考えています。
2ページ目:7,500km走らせてのフリードのペダルポジションやシートの座り心地は?