トヨタ/レクサスの残クレ審査が厳しくなり購入しづらくなる?現行LX600のバックオーダー分の生産も全て完了か。LX600の納車後「通算14回目」給油・燃費記録もチェック
X600の給油・燃費情報以上に、現行LX600の生産状況や、トヨタ/レクサスの残クレ審査の方が重要かもしれない
2023年5月に私に納車されて1年半(18か月)以上が経過している、レクサスのフルモデルチェンジ版・新型LX600ベースグレード・3列7人乗り[4WD]。
今回は、本モデルが納車されて「通算14回目」となる給油・燃費記録に加えて、現行LX600の生産状況、一部改良版・新型LX600/LX700hに関する最新情報、そしてトヨタ/レクサスを購入・契約する上で反響の多い残価設定ローン(別名:残クレ)に関する新たな情報を紹介していきたいと思います。
特に残クレに関しては、現時点で利用されている方の多くが、今後の新車・新型車を契約していく上で重要な手段になるでしょうから、この手段が使えなくなると大変な想いをするかもしれません。
現行LX600のバックオーダー分の納車は、多くの販売店で完了している模様
まずは現行LX600について見ていきましょう。
2024年10月10日に、一部改良と共にハイブリッドモデルとなるLX700hが発表されたわけですが、残念ながら日本市場向けに関しては、具体的にいつ頃発表・発売されるかが明らかになっていません。
一方で現行LX600のバックオーダー分はどうなっているのか?についても、いつもお世話になっているレクサスディーラーに取材させていただいたところ…
◆(お世話になっている販売店では)現行LX600のバックオーダー分は全て生産・納車完了している
◆改良型LX600の話は出ているが、トヨタ/レクサスの方針としては現行の納車待ちユーザーを改良型に切り替えてほしくない → 現行モデルで発注を継続するか、キャンセルするかを明確にしてほしい
◆YouTuberやインフルエンサーでLX600を購入した人で、今現在も納車されていない方は、上記の絡みでキャンセルした可能性がある?
◆改良型LX600は2025年明け頃に受注再開と同時に、具体的なグレード別価格帯も判明する予定
◆改良型LX600が受注再開される計画ではあるが、残念ながらLX700hの情報は一切出ていないため、当面はLX600のみになる可能性も?
以上の通りとなっています。
どうやらトヨタファイナンスの残クレ審査も今後さらに厳しくなるようだ
LX600は、トヨタ・ランドクルーザー300 (Toyota New Land Crusier 300)とは異なって全国のバックオーダー数や価格帯も大きく異なるニッチなモデルでもあるため、改良型LX600が再び長納期化するかどうかは不明ながらも、少なからず装備内容が更に豪華になること、安全装備Lexus Safety Sense +3.0にアップデートされること、材料費+物流費の高騰で車両本体価格が強制的に引き上げられる恐れがあるため、より一層購入しづらくなることは間違いなさそう。
またその一方で、トヨタ/レクサス車の売上増と共に、残クレ契約によりトヨタファイナンスを利用する方も多くなっているとのことですが、昨今の公取協からの指摘(ディーラーローン/残クレ必須によりローンを通しやすくする)を受けつつ、どうやら残クレの審査も一層厳しくなることが考えられるそうです。
※支払い能力が無くとも審査通過できてしまうことも問題になっているらしい
当たり前にできていたことが「当たり前にできなくなること」ほどツライものはないだろう
そのため、LX600に限らず他のトヨタ/レクサス車においても、残クレの審査が通りづらくなり、購入できそうな車種も購入できなくなる?との見方もあるようです。
そう考えると、これまで残価設定ローンやディーラーローンをフル活用していた方々からすると、今後登場する新車・新型車を契約する際には、ファイナンス側の方針転換により「これまで通っていた審査も通らなくなる」危険性もあるため、今後の車の買い方を見直していくきっかけになるかもしれませんね。