【おめでとう!】2024~2025の日本カー・オブ・ザ・イヤー(JCOTY)に輝いたのはホンダ新型フリード!実際に所有するオーナーも「何が良いのか」をまとめてみる

フリードが日本カーオブザイヤー賞を受賞するのは、実は今回が初めて

2024年12月5日、「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」「2024-2025 インポート・カー・オブ・ザ・イヤー」「2024-2025 デザイン・カー・オブ・ザ・イヤー」「2024-2025 テクノロジー・カー・オブ・ザ・イヤー」「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー実行委員会特別賞」の最終選考が開催されました。

そのなかで「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」を受賞したのは、2024年6月に発売されたホンダのフルモデルチェンジ版・新型フリードなわけですが、実はフリードが同賞を受賞したのは今回が初。

初代・2代目ともに全体の8位だったこともあり、今回のカーオブザイヤーは、ホンダにとってもまさに悲願の初受賞。

2位のマツダ新型CX-80との接戦を制し、実力も含めてトップを獲得することができました。


フリードがカーオブザイヤーを受賞した理由とは?

こちらが今回、日本カーオブザイヤーに受賞した新型フリード。

本モデルが受賞した理由については以下の通りですが、ホンダの設計思想である「M・M(マキシマム、メカ・ミニマム)」が活かされたことも大きく影響しているようです。

5ナンバーサイズで3列シート。

日本市場で重用されるファミリーカーゆえ、これまでは突出したキャラクターを生み出しづらかったことも事実。

ホンダはそこに切り込んだ。居住性、使い勝手の良さに磨きをかけるとともに、動的質感の向上、ひいては操縦の喜びをも加味することに成功した。

ガソリンエンジンモデルに加え、ホンダ独自のハイブリッド「e:HEV」を加えたことも大きな魅力のひとつ。

ホンダが大切にしているM・M(マン・マキシマム、メカ・ミニマム)思想を見事現代に体現した1台である。

via:jcoty

以上の通りとなります。

新型フリードは5ナンバーモデルと3ナンバーモデルの2種類が存在する

ちなみに上記の内容で注意しなければならないのは、新型フリードは「5ナンバーモデルだけでがラインナップされているわけではない」ということ。

フリードは大きくノーマルボディのAIR/AIR EXと、アウトドア&クロスオーバーテイストのクロスター(CROSSTAR)の2種類に分けられるわけですが、AIR/AIR EXグレードが5ナンバーモデル(全幅1,695mm)であり、CROSSTARグレードが3ナンバーモデル(全幅1,720mm)ということ。

両車の大きな違いとしては、フロント・リアフェンダーに無塗装ブラック樹脂のフェンダーモールが装着されているかどうか。

基本的にフロント・リアのトレッド幅は同じで、サイドミラー分の幅も含めると両車の全幅は同じなのですが、このフェンダーモールの有無によって5ナンバーと3ナンバーの違いがあるので注意。

フリードはミドルサイズミニバンには無い全長の短さが武器

ちなみに、私も新型フリード e:HEV CROSSTAR・3列6人乗り[2WD]が納車済ですが、本モデルの最大の強みは、エントリーコンパクトミニバンでありながらも、車内の室内空間が大きく確保されていることや、小回りが利くので運転のストレスが感じにくいということ。

ミニバンと聞くと、大人数で移動することが可能ですが、その分全長が長くなって狭い駐車場などで転回やバック駐車がし辛いなどのデメリットもあるものの、フリードは全長を短くすることでデメリットを上手く回避しています。

e:HEVモデルでは、無給油800km以上も余裕

燃費性能においても、2代目までのシングルモーターハイブリッドから、3代目ではデュアルモーターハイブリッドのe:HEVに進化することで、街中でのEV走行比率が大幅に拡大されたために、街乗り燃費は30km/Lを超えることも多いんですね。

但し、高速道路になると高速域での走行及び、エンジン直結モードでの走行比率が圧倒的に多くなるため、どうしても実燃費性能としては20km/L~24km/Lになることが多めですが、それでも無給油800km以上は走行できるのは魅力的。

そういった意味では、フリードは自車の立ち位置でもあるファミリーユースを支えるカテゴリーにピッタリと嵌まる一台ではあるものの、その一方で装備内容や安全装備の充実化に伴い、車両本体価格も高額なので注意してほしいところ。

特に私が購入したe:HEV CROSSTAR・3列6人乗り[2WD]は、ラインナップグレードの中でも最も高く、総支払額も400万円を超えるため、エントリーコンパクトミニバンだけでなくミドルサイズミニバンも購入できる金額となっています。

フリードはカーオブザイヤー賞の評点において唯一の200点超え

ちなみに、今回の「2024-2025 日本カー・オブ・ザ・イヤー」の得点表・ランキングを見ていくと、2位のマツダCX-80との点差は24点と僅差だったんですね。

フリードは唯一の200点超えだったわけですが、その背景には商品力の向上だけでなく、幅広い層からも愛されるモデルであり、ホンダお得意のPR(テーマ曲はミセス・グリーンアップルが担当)によって、世間に広まっていることが大きな要因なのかもしれません。

1位:ホンダ・フリード・・・220点
2位:マツダCX-80・・・196点
3位:MINIクーパー・・・172点
4位:スズキ・フロンクス・・・110点
5位:レクサスLBX・・・70点
6位:ヒョンデ・アイオニック(IONIQ)5N・・・52点
7位:トヨタ・ランドクルーザー250・・・44点
8位:BYDシール(SEAL)・・・32点
9位:ボルボEX30・・・30点
10位:三菱トライトン・・・18点

2ページ目:2024-2025年 日本カー・オブ・ザ・イヤー賞の最終選考において、他の賞ではどのモデルが受賞している?