ホンダ現行ステップワゴンが2025年4月で生産終了予定→国内カーメディアも取り上げるも「過剰な見出し」や「”反響多数”の乱発」に違和感

現行ステップワゴンの改良内容に期待したいが、今回の公式カーメディアの取り上げ方は疑問に残る

前回のブログにて、2025年4月にホンダ現行ステップワゴン (Honda New STEPWGN, RP型)が生産終了することに加え、同年5月~6月頃には一部改良もしくはマイナーチェンジ型のステップワゴンが発表・販売される予定であることをお伝えしました。

この他にも、ステップワゴンの一部ディーラーオプションも販売終了がアナウンスされており、オプション含めてステップワゴンが刷新される可能性が高く、改良内容にも期待が高まるところですが、この現行ステップワゴンの生産終了に関して、国内カーメディアのとある記事が色んな意味で話題に。

ここ最近、過剰な表現と釣り見出し、そしてパターンが毎度同じで炎上気味となる「くるまのニュース」さんの記事ですが、一体どのような見出しで、どのような記事なのかチェックしていきましょう。


本当にステップワゴンの「生産終了の噂は大反響」なのか?

ステップワゴンの改良の詳細よりも、個人的に一番注目したかったのが国内公式カーメディア・くるまのニュースさんが大々的に取り上げている【ホンダ「ステップワゴン」生産終了の噂に大反響! 「“わくわくゲート”復活して」「ハイブリッド4WD欲しい」の声! “マイチェンで値上げ説”も浮上…どうなる?】というタイトルについて。

くるまのニュースさんでは、ここ最近アクセス数が半分以下に低迷していることもあり、見出しと中身が一致しない過剰な表現をすることが多く、その中身でも「新型〇〇登場?!」「〇〇に反響多数!」「すごい〇〇!」といった見出しが多く散見されています。

今回のステップワゴンの2022年モデルの生産終了に関する内容に関しても、「現行ステップワゴンが生産終了」ではなく、「ステップワゴン生産終了」と、あたかもステップワゴン自体が完全に生産終了するかのような見出しになっているため、読者がついついアクセスしてしまうようなタイトルになっているのは少々悪質。

「話題・反響多数」と表現されるコメントは、本当にSNSに投稿されているのだろうか?

更に本記事の中身を見ていくと、「これらの話題はネット上でも盛り上がっており・・・、様々な反響が集まっています」と前置きした上で、以下のコメントがSNSにて集まっていると記載されているんですね。

◆歴史あるステップワゴンがホンダのラインナップから消えるのは想像できない

◆生産終了じゃなくてマイナーチェンジでは

◆また値上げするのかなあ

◆5代目にあった“わくわくゲート”を復活されてほしい

◆現行モデルでわくわくゲートが廃止されたのがショックだった

◆横開きするリアハッチはやはり必要

上の「SNSでのコメント」に関して、本当にコメントされているのかどうか調べてみたところ、少なからずX(旧Twitter)やFACEBOOKではこれらのコメントは一切ヒットしなかったことを考えると、「一体どこのSNSのコメントから引用してきたの?」と思う所。

そしてくるまのニュースさんの最後の一文には…

ほかにも、ハイブリッドモデルに4WDの追加を求めるユーザーや、装備の選択肢を増やしてほしいといった、改良を希望する声も見られました。

と記載されていますが、これに関しては「生産終了の噂」がささやかれる以前からSNSやYouTubeにてコメントされている内容であるため、何も生産終了がアナウンスされているから、こうしたコメントが増えてきたわけではないんですね。

こうした「調べたらすぐにわかる」ようなお粗末な内容が散見されるくるまのニュースさんですが、公式メディアにそぐわない釣り見出しや、根拠のない「反響多数」を乱発することが、アクセス数低迷につながっているのでは?と思ったりもします。

2ページ目:2025年モデルのステップワゴンは何が改良・変更されると予想される?特別仕様車も追加されるか?