ECONモードON/OFFでエアコン(暖房)の効き目が全然違う!ホンダ新型フリード e:HEV CROSSTARで再び往復600kmの旅へ…ECON OFFでの実燃費も

エアコンの効き具合はECONのON/OFFでも大きく異なるようだ

前回のブログにて、私が所有するホンダ新型フリード e:HEV クロスター (Honda New FREED e:HEV CROSSTAR, GT6)・3列6人乗り[2WD]の後席スペースが中々暖まらないことをお伝えしました。

その後、多くのブログ読者様より「エアコンが効いていない理由はECONモードにしていたからではないか?」などのご指摘をいただき、確かに前回の長距離移動の際は「オールECON ON」の状態だったため、その関係でリアヒーターダクトがほとんど機能していなかったのかもしれません(フロントのエアコンはガンガンに効いていて暖かった)。


ECONモードをONにしていても「快適性に影響は与えない」とのことだが…

ちなみにホンダに採用されているECONモードをONにした場合(上の画像の赤四角部分)、ホンダ公式ホームページにも掲載されている通り、燃費を優先したアクセル制御になることに加え、エアコンを省エネ重視で運転するという効果も。

夏場は冷媒を循環させるコンプレッサーの働きを弱くすることで、エネルギーの余分な消費を抑えます。

その結果、吹き出し口からの風は弱くなりますが、快適性には影響を与えません。

冬場は風を弱くすることで、室内を暖めるのに必要な熱源であるエンジンの始動頻度を抑え、エネルギー消費を抑えます。

あとはエアコンをオートモードにした場合には、更なる省エネ運転になるとのことで、以下のような効果が得られるそうですが、今のところECONモードをONにすることで「快適性には影響を与えません」といった結果には全く繋がっておらず、反対に後席に座る乗員は「暖かさをほとんど感じることなく、ブランケット必須」なのが現状です。

エアコンのAUTOボタンを押すと、設定した温度に自動的に調節し、除湿を行います。

また、エネルギー消費を抑えるために、外気温と内気温の差を監視しながら内気循環と外気導入を自動的に切り換えます。

AUTOをオンにした状態でECONをオンにすると、より積極的に内気循環に切り換えてエアコンの仕事量を減らし、さらにエネルギー消費を抑えます。

そのため、今回はECONモードをOFFにした状態で往復 約600kmほどの走らせての後席のインプレッションに加え、ECON OFFでの燃費性能はどれぐらいなのか?もあわせて検証していきたいと思います。

オールECON OFFでエアコンはフルオート稼働

それでは早速、往復 約600kmの長距離ドライブへ。

フリードには大人2人、子供2人の計4人が乗車し、後席には子供2人が乗車。

先ほどもお伝えした通り、走行モードNORMALでECONはオールOFFの状態。

エアコンもフルオート稼働にして、設定温度としては28度(シートヒーターもAUTOで連動するので調整はしていない)。

風向に関しては、走行状況に応じて変化しますが、特に高速道路走行時はリアヒーターダクトの効果を確認したかったので足もとのみに設定しました。

なお、リアクーラーを稼働させるとエバポレーターが搭載されている関係で、冷気もしくは送風が流れてしまうので常時OFFにしています。

前回のブログでもお伝えしましたが、私が所有するe:HEV CROSSTAR・3列6人乗り[2WD]は、運転席下部にリアヒーターダクトが搭載されておらず…

ECON OFFにした方が、リアヒーターダクトの効果は大きいようだ

助手席下部にのみ搭載されているため、割合として暖かくなりやすいのは助手席側の後席に座る人だと思われますが、今回の高速道路走行では、やはりECON OFFにしていたからなのかECON ONにしていたときよりも「足もとから暖かい風が流れて来た」そうで、ブランケット不要とまではいかないものの、わざわざ途中で助手席の乗員と交代するほどではなかったそうです。

念の為、私も運転席の後ろ側に座って30分ほど後席を堪能しましたが、フロントだけでなく足もとも暖かさを感じるレベルだったので、ECON ON/ECON OFFでは全く快適性が異なることから、ホンダ公式が強くPRする「快適性には影響を与えません」とは異なる結果に。

まさかここまで暖かさが異なって来るとは…前回のブログでもお伝えしましたが、今回のECON ON/ECON OFFの違いで後席の暖かさの違いをサーモカメラで可視化する必要がありそうですね。

2ページ目:リアヒーターダクトは四輪駆動[4WD]モデルだと運転席下部にも搭載される?ECON OFFでの燃費は?