フルモデルチェンジ版・トヨタ新型RAV4の姉妹車ワイルドランダーが2025年4月23日の上海モーターショーにて発表との噂。次期RAV4も同時期の発表か

いよいよ次期RAV4関連に新たな動きがありそう?

2020年2月、トヨタの中国合弁企業である広汽トヨタが、ミドルサイズSUVモデルでお馴染みRAV4の姉妹車としてワイルドランダー (GAC Toyota Wildlander、中国名:威蘭達)を発表・発売しました。

本モデルが発売されてもうすぐ5年が経過しようとしていますが、どうやら2025年4月23日の中国・上海オートショー2025にて、フルモデルチェンジ版・新型ワイルドランダーが発表される?との噂が浮上しています。

ちなみにRAV4の次期型については、既に日本でも開発車両がスパイショットされているため、発表時期もそろそろ迫っているとは思いますが、次期ワイルドランダーが先に発表されるのか、それとも次期RAV4も発表されるのかは気になる所です。


そもそもワイルドランダーってどんなモデルなの?

こちらが中国専売モデルとなる現行ワイルドランダー。

ボディサイズは、全長4,665mm×全幅1,855mm×全高1,680mm、ホイールベース2,690mmとミドルサイズSUVのRAV4/ハリアーに相当するサイズ感で、パワートレインは排気量2.0L 直列4気筒自然吸気エンジンを搭載するガソリンモデルと、排気量2.5L 直列4気筒自然吸気エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデルの2種類をラインナップしています。

今回このワイルドランダーですが、フルモデルチェンジにより内外装デザインが大幅刷新されるだけでなく、プラットフォームはTNGA-Kの改良型が採用され、新たに安価なハイブリッドシステムがラインナップされる?との噂があるようです。

2.0L HEVの追加により、2.0Lガソリンと2.5L HEVの間を埋める狙い?

その背景には、現時点で以下のようにラインナップされているガソリンモデルとハイブリッドモデルでの価格差があまりにも大きいために、中間モデルとなる排気量2.0L 直列4気筒自然吸気エンジン+電気モーターを組み合わせたハイブリッドモデルを追加することで、中間価格を埋めることが目的のようです(要は中国ユーザーから価格やグレード面での苦情があったのかもしれない?)。

【(2024年)ワイルドランダーのグレード別価格帯一覧】

[2.0ガソリンモデル]

◇2.0L先行版:17.38万元(日本円に換算して約374万円)

◇2.0L都市版:18.98万元(日本円に換算して約408万円)

◇2.0L豪华PLUS版:19.68万元(日本円に換算して約423万円)

◇2.0L豪华PLUS 四駆版:20.58万元(日本円に換算して約442万円)

◇2.0L尊贵版:22.18万元(日本円に換算して約477万円)

◇2.0L尊贵 四駆版:23.58万元(日本円に換算して約507万円)


[2.5Lハイブリッドモデル]

◇2.5L智能电混双 擎都市版:21.98万元(日本円に換算して約473万円)

◇2.5L智能电混双擎豪 华PLUS版:22.68万元(日本円に換算して約488万円)

◇2.5L智能电混双擎豪 华PLUS四駆版:23.98万元(日本円に換算して約516万円)

◇2.5L智能电混双擎 尊贵版:25.18万元(日本円に換算して約541万円)

◇2.5L智能电混双擎 尊贵版四駆:26.48万元(日本円に換算して約569万円)

以上の通り、2.0Lガソリンモデルが17.38万元~23.58万元(日本円に換算して約374万円~約507万円)に対して、2.5Lハイブリッドモデルが21.98万元~26.48万元(日本円に換算して約473万円~約569万円)となるため、2.0Lハイブリッドモデルは19.68万元~25.03万元(日本円に換算して約423万円~約538万円)のバランスをとる価格帯になるのではないかと予想しています。

そしてこちらが、中国の広汽トヨタのディーラーミーティングよりリークされたという次期ワイルドランダーのリーク画像(中国SNSサイト:ウェイボーより引用)。

おそらくは次期RAV4に繋がるデザイン言語だと思いますが、タイ向けのマイチェン版・新型カローラクロス同様、ボディ同色グリルが目立つフロントマスクですし、案の定ハンマーヘッドを採用していることが確認できます。

2ページ目:次期ワイルドランダーのデザインはどうなる?次期RAV4と概ね同じになる?