2025年モデル・ホンダ新型オデッセイは発売されずに現状維持?このままステップワゴン未満の装備内容で改良されずに淘汰されていく?

正直、現行オデッセイは何もかもが中途半なモデルだと思う

2023年12月に改良型として発表・発売された、ホンダのフラッグシップミニバンとなる新型オデッセイ (Honda New Odyssey)。

日本生産から中国生産へと切り替わったオデッセイですが、発売当初はほとんど売れることなく、その後は大幅な値引き・割引き、更には見込み発注などによって登録台数を増やしてきました。

一般社団法人 日本自動車販売協会連合会でも公開されている通り、何とか2024年1月~12月分の累計新車販売・登録台数ランキングでは46位(12,006台)を獲得するも、日本で需要の高いはずのミニバンでこの結果だとモヤモヤするのが正直なところ。

しかしながら、競合モデルになるだろうトヨタ新型アルファード (Toyota New ALPHARD, 40系)は普通乗用車部門で8位(79,374台)、更に生産台数を絞っているヴェルファイア (New VELLFIRE, 40系)が23位(33,105台)を記録しているため、これらのモデルにも全く歯が立たない状態です。

そんなオデッセイですが、2025年モデルに関する改良・変更などの情報は特に無く、現状のまま販売を継続する可能性が高そうです。


ホンダはオデッセイを仕方なく販売している感が強い?

現在ホンダがラインナップしているフラッグシップミニバンのオデッセイですが、先程もお伝えした通り、本モデルは日本製から中国製に切り替わるも、その装備内容は決して満足いくものではありません。

どのような経緯で中国製のオデッセイを日本にて輸入販売することになったのか、ユーザーからの要望が多くて”仕方なく”販売することになったのか不明ですが、少なからず現行の商品力では、間違いなく競合モデルに勝つことはできず、そもそも同じ土俵に立つことすらも難しいと思うんですね。

フラッグシップミニバンなのに、弟分のステップワゴンに負けている部分も

その理由としては至ってシンプルで、装備内容やグレード構成など、価格バランスなど、全てにおいて日本ユーザーを満足させる仕様に仕上げられていないということ。

特に装備内容に関しては、予防安全装備Honda SENSINGを始め、いわゆるオデッセイにしかない専用装備もなく、弟分となる現行ステップワゴン (New STEPWGN)に劣っている部分が多いんですね。

ちなみに、ステップワゴンには装備されているのに、オデッセイには装備されていないドライビングサポート機能などは以下の通り。

◆トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)

◆アダプティブドライビングビーム

◆アジャイルハンドリングアシスト

これらの機能に関しては、グレードによりけりではあるものの、新型フリード (New FREED)にも搭載される機能ですし、なぜフラッグシップミニバンのオデッセイには設定してこなかったのか?は疑問に思う所。

フラッグシップミニバンだからこそ、快適性の差別化は必須だと思うが…

あと、フラッグシップミニバンだからこそ、快適装備のステアリングヒーターやシートベンチレーションも搭載されず、ヘッドアップディスプレイやムーンルーフなども備わっていないため、結局オデッセイはどの立ち位置で、どのカテゴリーで販売されているモデルなのか?が良くわからないんですね。

2ページ目:オデッセイのグレード展開の少なさやパワートレインの少なさも売れていない理由の一つ?