遂に来た!受注停止中のスズキ新型ジムニーノマドの生産・供給台数を2倍以上にすることが明らかに!これにより納期も大幅短縮され、早期受注再開にも期待
(続き)スズキ新型ジムニーノマドの生産台数倍増について
引き続き、スズキ新型ジムニーノマドの生産・供給台数倍増に関する報道について見ていきましょう。
供給台数を増やすことにより、CAFE規制に影響しないのだろうか?
そして、これは個人的に気になっていることなのですが、ジムニーノマドの供給・生産台数を増やすことによってCAFE規制に影響しないのか?ということ。
CAFE規制は、メーカー全体で出荷台数を加味した平均燃費を意味するわけですが、本来自動車から排出される二酸化炭素(CO2)は環境に良くないとされているために、車種別ではなく「メーカー別で(年間販売台数の)平均燃費を算出することで、一定の基準を超えてしまうと罰金を支払う」というもの。
これに対してに、ジムニーノマドは「スズキのラインナップモデルで最も燃費の悪いモデル」になるため、今回のような大量のバックオーダーを抱えた状態になればなるほど「メーカー別での平均燃費が悪くなってしまう」ため、更に供給台数を増やして早期的な受注再開を目指すともなると、その分罰金を支払うリスクが増えることに。
ただ今回の報道を見るに、スズキとしては罰金を支払うリスクよりも、一刻も早く納車を待ちわびるユーザーに届けることを優先しているのかもしれません。
スズキはインドでの生産を更に強化していく模様
続いて、スズキのインド法人で子会社となるマルチスズキが、2025年2月25日よりインドの新工場であるカルコダ工場にて生産を開始したと発表しました。
カルコダ工場では、最初はコンパクトSUVのブレッツァ (Suzuki Brezza)を生産し、初年度の生産能力を25万台に予定しています。
スズキは現在、インドのグルガオン工場とマネサール工場、そしてグジャラート工場の3つの生産拠点があり、生産能力は235万台にのぼるほどの最大勢力となっています。
今回のカルコダ工場の生産開始により、インド国内の生産能力は260万台となります。
2024年暦年で、インドはスズキの生産国において初めて「1年間の生産台数が200万台」を突破。
またインドからの輸出台数においても、2024年暦年で過去最高の326,236台(前年比121%)に増加し、累計輸出台数は300万台を超えました。
スズキは、インド自動車市場の国内需要の伸びに対応するとともに、グローバルな輸出拠点として拡大させるためインド国内の生産能力増強を進めているところ。
グジャラート州ではグジャラート工場に加え、新たな工場の建設を計画しており、インドで年間400万台の生産体制を目指すとのことですから、それこそジムニーノマドも状況によっては更に生産台数を増やす計画があるかもしれませんね。
1ページ目:ジムニーノマドの生産台数が倍増することで、納期も大幅に短縮され、更にオーダーキャンセルも増える?