三菱ディーラー「もう限界です。新型アウトランダー以外に売る新車がありません…一刻も早く三菱は新型車を導入してください」→三菱はお門違いな対応で販売店から反感を買うことに?
(続き)他メーカーも同様だが、車両の平均定価も高騰していて購入しづらくなっている
三菱のラインナップモデルが老朽化する一方で、昨今の材料費+物流費といった物価高の高騰を理由に価格も上昇しつつあり、アウトランダーも2025年モデルとして若干の刷新が行われましたが、価格も1,250ドル(日本円に換算して約19万円)値上がりしました。
実際コックス・オートモーティブのデータによると、過去4年間で新車の三菱車の平均定価は昨年で+22%も上昇し31,338ドル(日本円に換算して約468万円)。
一方でインセンティブは減少しており、同ブランドは同時期に26%も支出を減らしているそうです。
三菱ディーラー「三菱は新車での利益を上げづらくしている」

こうした流れを見てもわかる通り、北米の三菱ディーラーの販売スタッフが、Automotive Newsに対して「三菱は新車で利益を上げることを難しくしている。そして、アウトランダー以外の三菱車を買いたいと考えると人は、ほとんどいない」と語っており、更に2024年に各店舗で年間100万ドル(日本円に換算して約1.5億円)の損失を出していると説明。
こうした苦しい状況が続くなか、三菱は2026年には様々な新車・新型車を発表する計画があり、同年にはアメリカ向けの新型EVがラインナップに加わる予定です。

しかし三菱ディーラーからするとは、トヨタやヒョンデ、キアなどのブランドが今まさにあらゆる製品を提供していることを考えると、「三菱は行動が遅すぎる上に、新しくラインナップする商品が少なすぎる」と不満を漏らすのは当然。
それは、会社規模の違いもあって簡単に前に進めないことは把握しているとは思うものの、これまでに積もり積もった不満や危機感が爆発しているのを考えると、三菱も「いよいよ後が無い状態」であることは確かだと思うんですね。
メーカー側は根本的な解決に繋がらない対策を行うことで、ディーラーから反感を買うことに?

なお、三菱のアメリカ法人CEOであるマーク・チャフィン氏は、「ユーザーや販売店などの生の声に耳を傾け、行動を起こしている」と主張しており、同社は販売を成立させるためにディーラーへの現金提供を増やすことを進めています。
2024年第4四半期には、フロアプランのコスト上昇を相殺するためにディーラーのマージン構造を見直し、下取り支援のリベートを追加し、月間販売目標を引き下げながら販売量ボーナスの支払いを増額してきました。

しかしながら、こうした働きかけは「三菱ディーラーが中古車販売に注力せざるを得なくなる」というその場しのぎのリスクもあるため、根本的な問題解決にはつながっておらず、結果的に反感を買うことに。
また、ほぼ新車のフリートカーが大量に小売店に戻ってきており、同社の現行の製品が魅力に欠けていることから、ディーラーは大幅に値引きされた中古車で生き延びざるを得なくなると予想されます。
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