【悲報】日本向けのテスラ・モデルS/モデルXを2025年3月末で生産終了へ→販売低迷の要因は?MAZDA6も遂に全世界での生産終了が明らかに
テスラの動きに徐々に陰りが見えてきた?
テスラの主力モデルともいえるモデルS (Tesla Model S)とモデルX (Model X)。
モデルSはセダンタイプで、クロスオーバータイプがモデルXになるわけですが、これら2車種の日本市場向けが、2025年3月末で生産終了することが明らかとなりました。
国内メディア・日本経済新聞の報道によると、日本での販売低迷が続いていることから販売縮小は止む無く、2025年3月末の生産終了後は、在庫のみの販売となるそうです。
テスラの販売需要低迷の理由とは?
今回生産終了するモデルSとモデルXですが、前者は2013年に販売され、後者は2016年に販売されました。
ピュアEVという先進的なモデルでありながら、パフォーマンスも充実した一台でしたが、日本国内のEV販売は低水準が続いていました。
2025年2月は前年同月比20%減となる4,390台で、16カ月連続で前年実績を下回る結果となり、更にテスラは日本での販売台数を公表していません。
販売台数低迷の要因については、上述の取り「日本でEVが浸透していない」「充電設備(インフラ整備)がまだまだ整っていない」ことなどが販売低迷の要因と考えられますが、その一方で日本の公道にマッチしない「サイズ感」も影響しているのではないか?と思ったり。
モデルS/モデルXともに日本の公道にマッチしない大きなサイズ感
参考までに、モデルSのボディサイズは全長5,025mm×全幅1,990mm×全高1,430mmと非常に大きく、特に全長と全幅はトヨタ・ランドクルーザー300 (Toyota New Land Cruiser 300)よりも大きめ。
一方でモデルXのボディサイズは、全長5,070mm×全幅2,000mm×全高1,690mmと更に大きく、このサイズ感で左ハンドルであったり、更に後席ドアはファルコンドアを採用するなど、実用性が高いか?と言われると微妙。
もちろん、加速性能などのパフォーマンスが高いことは理解しているものの、その一方で重量感や公道・駐車場での利便性などを考慮すると、国産の普通乗用車に比べたら使い勝手が悪いことは言うまでもなく…
テスラがここまで販売に苦しむのも無理はないといったところでしょうか。
テスラの品質やアフターフォローの悪さも、購入のハードルを高めている?
あとは品質やサービス面についても、SNSや海外ニュースなどを通して「テスラの対応・サポート力は極めて低い」「ステアリングが外れたにかも関わらず、テスラは無償対応してくれない」「テスラの品質に問題があるにも関わらず、レッカーの手配まで全てオーナーがやらなければならないし、費用もこちらが負担しなければならない」など、ネガティブなエピソードが多いことも影響しているのかもしれません。
ちなみに販売需要低迷に関しては、日本だけでなくドイツも同じで、2025年1月~2月では70.6%減であることを発表。
2025年2月のテスラの新車登録台数は1,429台で、EV全体では35,949台で30.8%増加となっているものの、このままテスラの販売・登録台数が更に低迷していくのか、それとも回復の兆しを見せるのかは不明です。