マイナーチェンジ版・レクサス新型LX600/LX700hで残念なポイントは?「いつまで経ってもF SPORTが設定されない」「盗難防止グッズが酷い」等
マイチェン版・新型LXが発表されたことで、改めて注目したいポイントは?
2025年3月6日に発表され、同月24日に発売されることが決定したレクサスのマイナーチェンジ版・新型LX600/LX700h。
車両本体価格は、マイチェン前のLX600に比べて+200万円アップとなり、LX700hに至っては新型LX600比で+140万円もアップします。
おそらくこのクラスのモデルになると、+100万円でも+200万円値上げしても大きな影響は無いと考えられますが、それ以上に気になっているのがグレード展開やオプション関係。
今回のマイナーチェンジでは、おそらく期待されたであろう「あのグレード」や「あのオプション」が追加されなかったわけですが、一体何が期待されていたのか?チェックしていきたいと思います。
日本市場向けのLXではF SPORTの設定無し
まず、今回のマイナーチェンジで一番残念だったのは、以前より期待されたF SPORTが設定されなかったこと。
既にアメリカや中東、欧州などではラインナップされているLX F SPORTですが、なぜか日本市場ではラインナップされないという不思議。
スタンダードなLXももちろん存在感があってカッコいいのですが、F SPORTが好みな私としては、「レクサスのフラッグシップモデルの存在感を最大限に表現できるのがF SPORT」だと思っているため、最も導入してほしかったところ。
なぜ日本ではLX F SPORTが導入されないのか?
おそらくレクサスとしても…
F SPORTなんかラインナップしたら、日本人ユーザーの8割以上がF SPORTを選ぶんだろうなぁ…
そうなるとベースグレードやOFFROAD/OVERTRAIL+/EXECUTIVEが全く売れなくなる
そや!F SPORTはモデル末期になるまで温存や!
的な考えで、意図的に日本市場ではF SPORTをラインナップしないのでは?と推測。
既存のLXオーナーからすれば、間違いなく乗り換え案件
個人的にもLX F SPORTは最も欲しいグレードですし、今回のマイナーチェンジでは登場しなくとも、次回の一部改良やマイナーチェンジのタイミングで登場すれば、間違いなく乗り換えでF SPORTを購入するでしょうし、この点は今後のトヨタ/レクサスの動向に注目したい所(せめてディーラーオプションでF SPORTバンパーキットを販売してほしいところ)。
内装はF SPORT専用のフレアレッドかヘーゼルが理想
内装もF SPORT専用のフレアレッドもしくはダークローズとしてラインナップされそうですが、個人的には現行NX F SPORTに設定されている、F SPORT専用ヘーゼルとの組み合わせがベストな組み合わせに思えるところ。
ちなみにこちらが、NX F SPORTのヘーゼル内装。
オールヘーゼルではなく、センターにブラックのアクセントストライプを追加することで引き締めを強化しています。
個人的には、こういった仕様を積極的にラインナップしてほしいところです。
LX700hはLX600に比べて燃料タンク容量が「12L」も小さくなる
続いては、LX700hの主要諸元について。
これは個人的に結構衝撃的だったのですが、上の主要諸元にもある通り、LX600とLX700hの燃費性能は概ね「1km/L」ぐらいしか変わらないにも関わらず、燃料タンク容量は「LX600で80L」「LX700hは68L」と、何と12Lも小さくなってしまうんですね。
決して燃費を気にするような車でないことは承知していますが、さすげにこのクラスの車で燃料タンク容量が70Lを切るのは不安材料しかないため、ますますLX700hを選択するメリットが感じられないような…